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転勤は子供がかわいそう!?帯同?単身赴任?どちらも悪影響とは限らない

転勤
この記事は約12分で読めます。

私は転勤族の妻たちの一人。転勤族にはさまざまな問題が絡みますよね。

転勤族ならではのお悩みについて、共有・解決に向けて記事を書いています。

転勤は大変。子連れならなおさら。転勤が決まってから引っ越して落ち着くまで、毎日がプチパニック。頭も身体もフル回転。本当に疲れます…!

私は子供時代が転勤族、自身の会社員時代も転勤を経験し、今は転勤族の妻として生活しています。

「転勤」となったときに子供がいたら、子供にストレスかな?悪影響かな?かわいそう?そう考えてしまうこともあるでしょう。

でもね、子供って大人が思うよりも適応力、順応力が高いです。(万人が、とは言いません)

子供がかわいそう…と思うのではなく、変化をチャンスに、そしてポジティブに考えてみませんか。

どれが正解かなんて未来を見てみないと誰にも分からないのに、なぜかわいそうと思うのでしょうか。

「転勤が子供の未来をダメにしてしまう」と考えてしまうのは見当違いです。

「単身赴任を選んだ」「転勤がない会社に転職した」「帯同した(ついていった)」どんな道を選んだとしても、未来は、選択したその先の行動や生活で変わります。

これから書く私の意見は、完全なる個人的意見です。もちろん気持ちは人それぞれ。

ただ、「子供のとき」「今、親になって子供を見て」の体感が確かに存在します。少しでも前向きな気持ちになれますように…。

 

 

転勤は子供がかわいそうと思う必要はない

「転勤は子供がかわいそう」という言葉がなぜ生まれるのか?

それは、子供にとって環境が変わるからです。

ただ、「転勤」で一律に「子供がかわいそう」と言ってしまうのはナンセンスです。

環境の変化は、確かにストレスや緊張を感じることがありますが、それと同じく、その変化が良い結果をもたらす可能性もあります。

 

環境の変化は悪でもなんでもない

現代はまさに変革の時代。さまざまなことが様変わりしていますよね。仕事もそう。転職を繰り返してステップアップしていく、ということが珍しくない時代です。

文科省でも、近年は「変化」という言葉がよく使われていて、【変化する社会の中で】【時代の変化】【変化に対応する能力】【生きる力】などが出てきます。

また、「不変」が必ずしも精神を安定させ、よき道となるとは限りません。

 

単身赴任でも帯同でも子供の環境は変わる

まず、誤解のないようにしっかりとお伝えすると、転勤は「単身赴任」と「帯同」どちらを選んでも、子供にとっての環境が変わります。

当然、あなたの家族やそのときの状況などによるので、一般的にどちらの方がマシ、や、どちらの方が絶対いい、ということはありません。

転勤で子供の環境が変わること
単身赴任 基本的に父親(母親)が近くにいないという生活になり、家庭内の生活スタイルが変わる
転勤帯同 家庭内の生活スタイルは変わらず、学校や友達、習い事などの環境が変わる

こちらは、経験談をもとに、のちほど詳しくご説明します。

 

選択肢があるならあなたの家族に合った判断を

ただし、選択肢があるなら(納得する選択ができるなら、ということ)話は変わってきます。

「自分の意思として転職が可能」「転勤を断ることができる」それくらいの想いと行動力と結果が伴うのなら、そもそもこの話はおしまいです。

よつば
よつば

可能な選択肢があり、それが家族の意思ならば。

経験談よりも、誰に何を言われても、その道を進んでください

※また、子供に何か特別な事情が発生している場合など、どうしても最優先で考えなければならない事柄があるのならば、もちろんそれを優先してください

こちらの記事もどうぞ→(転勤を断るという選択)
https://yotubabox.com/tenkin-iya/

ただし、「転職した」「転勤を断った」その先の未来もまた、何もわからないのです。

 

大事なのはその選択をしたあと

多くの場合、選択肢がない状態で転勤を受けなくてはいけないはずです。

転勤で子供の環境が変わることについて、「転勤で子供がかわいそう」と考えこんでしまうよりも、その変化(チェンジ)を魅力的ととらえ、前向きな育て方や伝え方をしていきませんか。

そもそも転勤は元々分かっていたことです。(規定にないのに「転勤」を言い渡された、などの特殊な事情は除きます)

そして何よりも、今、その仕事で「家族」が成り立っているという事実があります。

子供が親の元にいる時間は本当に短いです。子供をないがしろにする、ということではなく、現在子供たちを養えているその仕事を大事にしてください。

大事なのは、その選択をしたあと。しっかりと子供と向き合い、話を聞き、どうフォローしていくかです。

 

 

転勤で子供への影響は?悪影響とは限らない!!

「転勤が子供に悪影響を与える」ということは絶対にない、とは言い切れません。ただ、それと同じくらい、「転勤が子供に良い影響を与える」という可能性もあります。

その違いは、未来の結果でしか知ることができません。決して決まっていることではないのです。

だったら変えたくない、と思うのもまた違います。「不変」の未来が安定しているわけではないからです。

下記は、周囲に聞いた話、そして私の経験談も含まれます。※あくまでも一意見としてみてください

同じ内容でも、それが良い影響である場合と悪影響である可能性があるのです。

良い影響を与える可能性(一例)

【帯同】

  • 転校先がとても良い環境で自分に合っていた
  • 転校前のクラスでもめ事があったので環境を変えたかった
  • 新しい先で自分に合った習い事を見つけられた

【単身赴任】

  • 学業のプレッシャーが減って、力を適度に抜けてのびのび勉強ができた
  • 母(父)の家事時間が減ったことで、平和だった
  • 思春期のとき、父(母)がほぼいなかったのでぶつかり合うことが少なかった

悪影響を与えてしまう可能性(一例)

【帯同】

  • 転校先が自分には合っておらず、つらいときがあった
  • 転校前のクラスで友達との結びつきが強かったので転校したくなかった
  • 前の場所で続けていた習い事が見つけらず、やめた

【単身赴任】

  • 学業のプレッシャーが減り、堕落して成績が落ちた
  • 母(父)の料理が雑になり、栄養不足になりがちだった
  • 思春期のとき、父(母)がほぼいないことで道をはずし、家族が崩壊した

思わず「わかる!」と頷くようなものからシビアな問題まで、さまざまでした。

ここで伝えたいことは、どちらを選んでも未来が決まっているということはないということです。なおさら、「転勤は子供がかわいそう」と結論づけられないということです。

親のパフォーマンス力が子供に影響することも。

例えば、ラブラブの夫婦が子供のために「単身赴任」を選択したものの、日々寂しく、アルコールに明け暮れ、「帯同」の方が、家族が幸せだった…とか。

例えば、元々週末婚くらいがちょうどいいという夫婦が「単身赴任」を選択したら、親のパフォーマンス力がすこぶる上がり、子供にも良い影響があった…とか。

それぞれの家族のあり方があるのです。

よつば
よつば

あなたの家族はどうですか?

そんなこと分からない…となるかと思いますが、まずは夫婦で話してみましょう
(決まってからでは時間はあまりありませんが)

 

 

転勤は子供にとってメリットがたくさん!?デメリットも

転勤があり、「単身赴任を選んだ」「帯同を選んだ」どちらを選択しても未来は決まっていないというお話をさせていただきました。

ここからは、前向きなお話もさせてくださいね。転勤は子供にとってメリットがたくさんあります。

単身赴任の場合は、ほぼ家庭内の問題になるので、ここでは帯同の場合のメリット・デメリットをご紹介します

転勤は子供にとってメリットがたくさん

メリット
物事を客観的にとらえる力が身につく 勝手が分からず人や物を観察するので、自然とさまざまな意見を吸収したり情報を得て整理したりすることができるようになる
変化対応力が身につく さまざまな物事や事柄が変化したときに、冷静に落ち着いて対応することができるようになる
人間関係の構築力が身につく さまざまな関係性に敏感になり、人間関係のトラブルに巻き込まれにくい
ドライになる 転勤により人間関係がリセットされるので、根にもつことなく割り切ることができるようになる
土地勘や地理に詳しくなる 一つの場所に定着している人よりも確実に地理に詳しくなる
常識や価値観の違いがあることを知れる 環境がずっと変わらないと当然それが常識となるが、いろいろな土地にいくことで、自分の「当たり前」が当たり前ではないことを知れる
精神安定力が身につく 物おじしない性格が身につくことは、将来に大きくプラスとなる

 

転勤は子供にとってデメリットもある(対処法も)

デメリット
方言が入り交じる 地方にいつ何年いたかにもよるが、方言が中途半端になり、もはやどこの出身かわからない独自方言が身についてしまう可能性
→我が家は「家に帰ったら標準語」教育を実施中。できています!
学力の定着が難しい 学校のレベルが変わるので学力だけは平均以上を身に着けておかないと大変になる。ただ、これは子供にとってはいいことなので、塾やオンラインなどで励む
→我が家は現在小学生。まだ本腰とは行きませんが、徐々に考えています!
友達が少なくなる 生涯知り合う人は格段に多いが、「友達」と呼べる人は少ない
→転勤族の私自身、子供のころの友達で大人になっても交流があるのは、高校・大学の友達のみ。でもそれで困ったことはなし!
精神がなかなか安定しないことも 変わりすぎる環境で精神が安定しない可能性。子の性格や、環境による。
→転勤族に限らず可能性があるので、状況によっては安定を求めて定住・単身赴任・転職を考える必要性がある

メリット、デメリット双方ありますし、子供によってはそれがどちらに転ぶかわかりません。

「転勤は子供がかわいそう」と思うよりも、前向きに。であることに代わりはありませんが、起こってしまった子供の変化には必ず対処が必要です。

 

 

転勤で子供がストレスや辛いと感じたら

転勤における選択をしたその先で、子供がストレスを感じたり、辛いと思ったりすることはあるでしょう。一時的なものを入れると、多くの場合経験します。

そんなときは、まずは親子でたくさん話をしましょう。

私もかつて経験したものです。帯同も父親の単身赴任もどちらも経験しました。

単身赴任は自分が高校生のときだったので、私自身は特段に困ったということはなかった記憶があります。

しかしながら、単身赴任の間は夫婦仲が冷えてしまい、あんなことやこんなことなど、修羅場もありました(苦笑)

帯同したときは、新しい学校で挨拶をしてからなじむまで、緊張感がなかったことはありませんでした。

ただ、「転校したことで辛い時代を過ごした」という記憶はありません。

それがたまたまであることも分かっています。学校や人間関係に恵まれたのだと思います。

自分も、転勤を重ねるごとにだんだんと振舞い方を学んでいくもので、上手な入り方や上手な付き合い方を子供なりに自然と身に着けたおかげもあるでしょう。

そして何よりも、学校で嫌なことがあったり、不安感があったりしたときは、親に「聞いて!」と話をし続けたことが大きかったです。

転勤に限らず、学校が変わるときやクラスが変わるときにも、強いストレスや辛いと感じることがありますよね。同じなんです。回数が多いだけで。

転勤に限らずに、そして転勤で環境が変わる場合はとくに意識して、子供と毎日話をたくさんしましょう。

少しでも毎日の様子について話をすれば、子供が隠したとしても、学校での様子がだんだん分かってきます。私たち親は、見え隠れするシグナルをキャッチしてあげましょう。

よつば
よつば

もちろん簡単ではないですが、転勤族として、そこは最大限努力すべきだと思っています

もし、それでも状況が変わらない、悪化してしまったときには、「家族で」「子供と」「夫婦で」あらためてしっかりと話し合いをし、現状の生活を変えていくべきだと思います。

これは、転勤族か転勤族でないかはもはや関係ありません。

 

 

転勤は子供への伝え方も大事!失敗しにくい伝え方のポイント

転勤について、子供への伝え方はとても大事です。

子供への伝え方によって子供の心の動きが大きく変わるため、親が子供にしてあげられる最も重要なポイントで、注意が必要です。

転勤で、「ついていく」か「単身赴任をする」か、どちらを選択しても未来は分かりません。

しかし、親から子供への伝え方によっては、そのときの子供の心が前向きになるか、ポキッと心が折れてしまうか…、それを左右してしまう可能性があります。

転勤における子供への失敗しにくい伝え方

  • 転勤で父親(母親)が別々に暮らす可能性があることを伝えておく
  • 「転勤」が何年かごとにある可能性は常に伝え、子供に心の準備をさせておく
  • 「転勤」があるとすれば何月なのか伝えておく(分かっている事すべて)
  • 他県の学校の様子などは、テレビやニュースなどで積極的に見せる(どこも同じではなく、いろいろなスタイルの学校があることを知ってもらう)
  • 転入生には優しく接してあげること、自分もその立場にいつかなることを伝える
  • 内示が出たら、早い段階ではっきりと伝える
  • 次の土地が決まったらその土地のいいところを見つけてみんなで楽しみにする
  • 新天地の周りを調べて、引っ越し後最初に行く旅行先を見つける(私の楽しみでもある!)
  • 転勤族はたくさんいて、転勤や転校は珍しいことではないと教える
  • 決まったら、友達には何をプレゼントするかなど、どうやったら喜んでもらえるかなど、一緒に楽しく考える
  • 子供が不安がっていたら、寄り添って話を聞く。共感する。(とっても忙しいけれど怠らない)

これらは、私や転勤族の友人の経験から、「こうしておいて良かった」と思った意見をまとめたものです。

もちろん、年齢やその子の性格によりますし、これ全てが正解でも何でもありませんが、共有して模索して、少しでもお役に立てれば幸いです。

ただ、「子供に寄り添って共感すること」「親が前向きでいること」は共通して持っておくべき心得です。

 

 

まとめ

  • 転勤は子供がかわいそうというのは立証されているものでもなんでもない
  • 転勤は、単身赴任でも帯同でも子供の環境が変わる
  • 大事なことは、転勤におけるなんらかの選択肢をしたあとの行動や生活、子供へのフォロー。転勤で子供の未来で変わるわけではない
  • 転勤が子供にとって良い影響があるのか悪影響なのかは結果を見てみないとわからない
  • かといって「不変」が必ずしも精神を安定させ、よき道となるとは限らない
  • 転勤にはメリットもデメリットもある
  • 子供がストレスや辛いと感じたら親子でたくさん話をする
  • 転勤を子供に伝えるときは伝え方に注意が必要

転勤は子供がかわいそう、と思うよりも、チェンジをチャンスに変えて、前向きにとらえてみませんか。

環境の変化は決して悪ではありません。また、親は子供に寄り添い、共感し、フォローすることが何よりも大事です。

本当に、未来なんて誰にもわかりません。選択しなかった未来が正しかったとも限りません。

それぞれの家族に合った良き選択ができますように…。

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