私は転勤族の妻たちの一人。転勤族にはさまざまな問題が絡みますよね。
転勤族ならではのお悩みについて、共有・解決に向けて記事を書いています。
転勤族でたびたび話題になる「転勤族に車は必要か」問題。
というのも、「転勤がある=そのたびに車の移動や手続きが大変」だから。
結論から言うと、車が必要かどうかの判断を「転勤族だから」として一概に決めることはおすすめできません。ただし判断基準があります。
そして第3の選択として話題なのが、車の「リース」。
「面倒な手間を考えるともはやいらない…だけど車がないのも不安…」と思う場合はリースもおすすめです。
なお、車を持ったまま転勤するとなったとき、その都度手続きが必要となってきます。
車を引っ越しするときの手続きとして必要な車庫証明や住所変更などもご説明しています。
ちなみに我が家は転勤の度に車も一緒に移動させ、へろへろになりながら無心で手続きをする派!
それぞれの生活パターンやご自身の性格にあったスタイルを見つけてくださいね。
転勤族に車はいる?いらない?判断基準は
転勤族に車はいる?いらない?みんなどうしているのか?という質問を多々見かけます。
それには理由があります。「転勤の度にコストがかかり、そのうえ面倒な手続き作業があるから」。
転勤がなければ自分の好きなタイミングで車を買い替えたり、駐車場も選べたり、一度その地で手続きをしてしまえば、車検以外で特に自分がすべき手続きはありません。
転勤族となると、車の輸送に始まり、駐車場の確保や住所変更、車庫証明、ナンバープレート変更など、さまざまな手続きと費用がかかります。
転勤族で車を持つということは、転勤族でない人に比べてさまざまなコストと労力がかかることは否めません。
とはいえ、マイカーという存在は、災害非常時だけではなく、日々の生活にプラスアルファの価値を与えてくれます。
そう簡単に「いらない!」と手放したり、購入したり、なかなか決めかねるものですよね。
あなたがどちらに向いているのか、判断基準になる項目でチェックしてみましょう。
転勤族でも車を購入した方がいい人
- 車が好き
- 転勤スパンが比較的長め
- 転勤先に地方が多い
- 子供がいる ※習い事やおでかけには必須
- さまざまなコストに耐えられる
- アウトドア派
転勤族で車を購入しなくてもいい人
- 車に執着していない
- 転勤スパンが1年や1年未満が多い
- 転勤先は都会がメイン
- 独身
- さまざまなコストに不安がある
- インドア派
もちろん、「地方」と一言で言っても、山の中にある地方と地方都市でも違いますし、転勤スパンも決まったものではないことが多いでしょう。
「一概に、いるいらないと言えない」というのは、それぞれの生活スタイルが細かく違うため。
転勤先やスパンがある程度分かっている場合は、上記の判断基準で決めてみてはどうでしょうか。
いろいろなことが不確実で決めかねる場合は、上記判断基準と下記のコストバランスを加味したうえで、決めましょう。
転勤族は車のリースもおすすめ!?
転勤族として「車を持つ」と決めても、コストに頭を抱えたり、手続きに疲弊したり。
「車を手放す、持たない」と決めても、本当に大丈夫かな?不便にならない?と不安もあるでしょう。
そこで、第3の選択「カーリース」のご紹介です。
まず「車を借りる」というものには3つのスタイルが存在します。
レンタカー・カーシェア・カーリース。それぞれの違いをざっくりとご紹介します。
※あくまで基本スタイルの違いであり、お店によってさまざまなプランがあり、これがすべてではありません
車を借りる3つのスタイルの違い | |
レンタカー | 利用時間・距離に応じた料金を都度支払う。基本お店で受け渡し。営業時間内に返却が必要だが、24H開いているところは限られるので早朝や深夜に必要な場合、余分に借りる必要がある。 |
カーシェア | 月額料金に加え、利用時間・距離に応じた料金を都度支払う。15分単位で利用が可能なところも。予約が必要。時間に縛られる。カーステーションが近くにないと厳しいが、駐車場は用意しなくてよい。 |
カーリース | 長期契約が可能。契約に応じて月額を支払う。自宅におけて自分の車のように使える。メンテナンスは契約者が行う。駐車場が必要。契約を長期にしてしまうと基本途中解約ができないので注意が必要。 |
車を手放すという判断ができた場合は、それなりの覚悟があると思いますので車を必要としない生活スタイルになるかと思います。
もし万が一急に必要となったときはタクシーという手がありますが、旅行などで一定期間車が必要となったときは、レンタカーという判断になるでしょう。
レンタカーのメリットはその1回限り。という点です。
カーシェアは、カーリースに近いのですが、他の人とシェアするため、制限が多いのが難点です。(お店によっては利点が多いところもあるので要チェック)
それぞれさまざまなメリットデメリットがある中で、転勤族におすすめの選択肢の一つとして挙げられるのが「カーリース」です。
生活スタイルによって違いますが、転勤族として車を持つか持たないかをどうしても決められない、という場合には「カーリース」も選択肢の一つです。
理由は、カーリースは最もマイカーに近いからです。
自宅に置いておけて、時間に縛られません。車種もいろいろと選べるところが多く、自分の車を持っている、という感覚に近いです。
ただし、デメリットもあります。しっかりとチェックしましょう。
カーリースのデメリット
- リース期間や車種によっては車を一括購入するよりも高くなることがある(ローンを組む場合はリースの方が安くなることがほとんど)
- 資産にはならない(そのまま買い取りができるというところもごく一部あり)
- 普通車であれば車庫証明の手続きはマイカーと同じく必要
- 自分が設定した契約年数に満たない場合、途中解約となり違約金が必要となる場合がある(条件付きで途中解約が可能、月額単位・1年単位などが選べる店も)
カーリースのメリット
- 初期費用がかからずに新車に乗れる
- レンタカーやカーシェアと比べると、時間に縛られず自分専用として乗れる
- 満期になれば返却するだけという手間いらず
※カーリースを転勤ごとに返却すれば
- 転勤のたびに、マイカーの場合に必要な【移動or輸送or廃車or売却】の手間がかからない
- 転勤のたびにある自動車保険の住所変更やナンバーの変更などの手続きが不要
こちらは私がおすすめするカーリース会社。途中解約がなんと可能!(車の状態などによっては差額や違約金が発生する可能性もありますが)
転勤なんていつあるか誰にもわからないので、これは本当に助かりますよね。
また、カーリースを契約したまま転勤するとなれば、自家用車と同じく手続きが必要となってきますのであまりメリットはありません。
しかし、転勤期間が決まっている場合や、転勤の可能性がある月が決まっている場合、その単位で契約をすればいいわけです。
上記以外のカーリースでは契約の途中解約は違約金が発生することが多いですが、延長は可能なところがほとんど。
車を借りることにデメリットもありますが、ライフスタイルとコストパフォーマンスのバランスを見ると、自分にあったスタイルになり得るかもしれません。
転勤族の車関連手続きの流れ
最後に、転勤族だけど車を持ち、引っ越しの度に一緒に移動すると決めた場合の手続きについてご説明します。
我が家は転勤族ですが、車は適度に買い替えつつ、持ち続けるという選択をしています。
我が家はこれまでに、
自分で運転して移動する転勤と、車を輸送する転勤と両方経験しています。
転勤族で転勤が決まったら、車をどう引っ越しするのか決める必要があります。
車は自分で運転していくのか、輸送するのかを決めます。当然、輸送となると別途料金が発生します。
また、輸送よりはかかりませんが、自分で運転していく場合も、高速代などの交通費やガソリン代、場合によっては駐車代など、さまざまな費用がかかります。
大変なのは引っ越し後。手続きのオンパレードです。
ひーひー言いながら、行います(笑)
これらの申請は場合によっては代理人でも可能なのですが、自動車に関しては、我が家はどんなに忙しくても夫に自分で手続きしてもらうようにしています。
なぜって、それ以外に妻がやることが多すぎるから…!
市役所手続き、子供の入学手続き、引っ越し手続き、荷造り荷ほどき、ほぼワンオペで私が担当だからです。
引っ越し前後は睡眠時間もとれず、本当に目まぐるしい毎日。新生児の子育てを彷彿とさせるスパルタの日々。老体にムチ打って…。
ほんと、夫婦平等に同じだけ仕事をして同じだけ家事をして、というのが理想ですが、転勤族で子供がいる家庭は、現実問題そんなことは不可能に近い。
やはりどちらかが家中心にいなくては本当に何も進まない。崩壊します。
…Oh!急に愚痴まみれになってしまった転勤族あるある…!
話がそれましたが(笑)、とにかくこれくらいは夫にやってもらいましょう。
細かく見ていきます。
転勤族の車手続きは車庫証明の書類準備から
まず必要なのが、車庫証明です。場所は最寄りの警察署です。
車庫証明には自動車保管場所の証明となる、配置図や保管場所使用承諾証明書などが必要です。
転勤族は社宅以外の方は賃貸となると思いますが、賃貸の場合は、マンションの管理人や大家さんなどに依頼しましょう。
場合によっては手数料がかかる場合もあります。
私がいままで住んだ賃貸は全て手数料かからず、すぐに用意していただけました。
マンション内ではなく近隣の駐車場を借りる場合、契約書でも証明できる場合がありますので、分からないという場合は、警察署で相談してみるとよいでしょう。
転勤族の車手続きはまず免許の住所変更
車庫証明と同時に最寄りの警察署で行うのが免許証の住所変更です。
免許証は本人確認書類として何かと必要になりますので、住民票をもっていき、一目散に行うべき項目です!
免許証の更新などの案内はがきにも影響しますので、必須で行いましょう。
転勤族の車手続きは車検証の住所変更とナンバー変更も大事
車庫証明が取得できたら、陸運局にて、車検証の住所変更とナンバーの変更を行います。
※軽自動車は申請方法と場所が違うので要注意
これが、転勤が短いスパンだと、まぁ面倒くさい&都度費用がかかります。
くぅぅぅぅー!と思いながら(夫が)陸運局に出向き、毎回きちんと車検証の住所変更をしています。
車検証の住所を変更しないと、車検の時期にお知らせが来ないので必ず行いましょう。
なお、このとき管轄場所名(地域名)だけではなく、ナンバーも変更されます。
手数料は2000円前後。なお、ナンバーを希望する数字にしたい場合は、おおむね5000円前後の費用がかかります。
これまたくぅぅぅぅー!と白目をむきながら、希望ナンバーにしています。
覚えやすい番号がやっぱりいいからです。大型駐車場に止めたらすぐに見失うタイプです…。
まとめ
- 転勤族に車がいるかいらないかは一概にはいえないが、それを判断する基準がある
- 転勤族は車のリースという選択もある
- 車のリースにはメリットもある反面デメリットもあるが、うまく利用すれば自分の生活スタイルに合う人も
- 転勤族は転勤するごとに車の手続きが必要
- 転勤したら警察所で免許の住所変更は必須で行うこと
- 転勤したら車庫証明、車検証の住所変更とナンバー変更をすべき
転勤に伴う手続きは煩雑で、さまざまあります。
今回は車がいるのかいらないのかの問いに答える記事を書きました。
我が家は車が必要なので、費用は見ないフリをして、面倒な手続きを無心で進める派です(笑)
それぞれの生活スタイルを考えて、最善の選択ができると幸いです。
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