今や転勤族夫の妻をしておりますが、かつての私は当たり前ですが夫にとって「彼女」という存在でした。
ある日「転勤になった」と言ったのが、夫(パートナー)であるか彼氏であるか、はたまた彼女であるか。
家族でも迷う転勤帯同問題。生涯の伴侶になるかもしれない彼氏の転勤は、あなたにとっては、それはそれは深刻ですよね。
私事ですが、もちろんお付き合いしているときにも転勤がありました。しかもなんとそれは私の方!
そのとき一体どういう選択をしたのか。経験談をもとに、ウソ偽りのない、正直な想いとあなたの良き道しるべになるよう、お話します。
もちろん独断と偏見です!ただ、生涯転勤族の私が見てきた両親の形や今の私たち夫婦の形、これまでの環境の変化や周りの景色があっての、今の私が記す真実です。
※あえてこの記事では分かりやすく「結婚」としていますが、ここで言う「結婚」は、婚姻を選ばず生涯パートナーとされる方も含みます。
彼氏の転勤についていくべき!?答えはバツ
本来転勤というものは、決して悪いものではなくむしろ喜ばしいことであることは忘れないでください。
転勤は1人の社員として会社からしっかりと認められているということ。
仕事能力の向上に加え、積み重ねていけば昇進や給料UPにもつながっていきます。
(降格などの理由は残念ですが除きます…)
また、そもそも全国に支社がある会社は、大手の企業であったり、未来あるベンチャーの発展途上企業であったりという会社が多いです。
転勤はその中でも動きある社員ということで期待されているということ。
ただ、今の段階でまだ結婚していない「彼氏」である場合、ズバリその転勤についていくことは辞めた方がいいでしょう。
ご両親へのご挨拶が既に済んでいて、結婚の日取りが具体的に決まっているならOKです。
具体的な日取りが決まっているとき以外はいったん、ついていくことは辞めましょう!
転勤が決まってからプロポーズをされて…という方も、すぐについていく必要はありません。
…というか転勤が決まったときにプロポーズをされても、すぐについていかない方がいいです。(理由は存分に後述)
もし本当に結婚するなら、転勤後、落ち着いてからでもご両親への挨拶、結婚の日取りを決められます。
要するに、確実にそして具体的(日時など)に結婚することが決まっている場合以外は、転勤にはついていくべきではありません。
ここが「ついていく」「ついていかない」のボーダーラインですね
理由は次項でお話します。その前にとても大事なことをここでお伝えします。
「転勤」と聞いたら、まずは「おめでとう、すごいね!」と伝えることを忘れずに。
どういう事情であれ(降格や飛ばされたら話が少し変わってきますが…!)転勤するということは会社に認められ、その力を買われているということ。
彼氏も「転勤」を突然言われ、慣れている土地から離れることに不安になっているかもしれません。まずは肯定してあげましょう。
ちなみに転勤先はどこであれ違いはありません。都市部だからいいというわけでは決してないのです。
転勤先が地方?都市部?に差はないことがほとんど
- 地方の方が古き良き根強さがあったり伸びしろが永遠にあったりして、打破するために優秀な方が投入されるケースが多い。とか?
- 都会に行くと地方よりも厳しくてメンタルがやられる。とか?
あくまでも一例で、会社によりけり。例えばの話です。妄想と思いこみは禁物ということ。
人によっては都会が良かったり地方が良かったりといろいろな視点があるかもしれませんが、この度の転勤は長い転勤人生のうちの1箇所。
場所で一喜一憂しないように。そこで一喜一憂するとこの先が思いやられますよ(笑)
幼少期からこれまで、転勤や引っ越しに慣れている私は、
次はどこへいくかな?と楽しんでいます。
ちなみに、転勤族の妻になった将来を知りたい方はこちらもどうぞ。妻になっても転勤に対しての心得がある程度必要です。
彼氏の転勤についていくが結婚しない選択は
さて、彼氏の転勤についていくものの、すぐに結婚することが決まっていないという選択をした未来はどうなっているのでしょう。
なぜ、ついていくべきではないのか。迷うということは薄々そのリスクに気付いているのかもしれませんね。
その理由についてお話していきます。
「彼女」という存在で転勤についていくということは、結婚は少なくとも当面はまだしないということです。
その状況で考えられる未来はきちんと考えていますか?
「なんとかなる」「私たちは大丈夫」「すぐに結婚の話を詰めれば大丈夫」「きっとうまくいく」そんな妄想は捨てましょう。
少し残酷ですが…うまくいかない場合の想定はしっかりとしておかないといけません。
同棲のための引っ越しではないのです。当然ながら甘い2人の同棲が始まる…とはほど遠いと思ってください。
やはりハイリスクであることは否めません。
ただし、どうしてもという場合には、これらのリスクを回避するためにできることがないわけではありません。
特に、「生まれてずっと同じ所にいます」という場合は要注意です。新しい環境、新しい場所は想像以上にストレスがかかります。
私は小さいときから転勤族だったので、今や順応が早いですが、それも3回目の引っ越しくらいまでは慣れませんでした。
なんで友達と離れないといけないのよ!と感傷に浸っていました
(今考えると、ただただ感傷に浸りたいお年頃でもあった)
引っ越しをすると、一瞬ですが、一緒に暮らす家族だけしか味方がいなくなります。心のよりどころがどこにもなくなるのです。
もちろん、徐々に慣れて友達や職場の同僚などが増えていくのでそれは一瞬ではありますが。
その家族がじっくりと向き合える状況にあれば、絆が深まる可能性もありますが、転勤となるとその余裕があるかといえば、正直厳しいかもしれません。
自分のことで精一杯になると思います。お互いにその可能性があるということです。
「彼氏の転勤」&「自分も新しい仕事」&「結婚はしていない」という、それぞれが向き合えるか分からない状況の中での引っ越しです。
よほど強いメンタルをお持ちの場合や、新しい環境が好きな自由人で違う土地に私もついでに行く、というスタンスならば問題ないかもしれません。
この先別れてもいい、と考えて共に行く人はいないと思いますが、上記の想定と覚悟が必要です。
彼氏が転勤になったら別れるしかないのか
最初に触れましたが、かつての私たち夫婦も、同じような局面に遭遇しました。
付き合って3年ほどのこと。なんと突然の転勤は私の方でした…!
自分の結婚や周囲の結婚、仕事内容の変化、年齢、さまざまな葛藤が日々ある中で「転勤」という話がでたら、別れ?仕事辞める?転勤?結婚?とざわざわしない人はいませんよね(笑)
今でも覚えています。転勤の内示(「あなたは今回転勤になりそうです。」という事前告知のこと。)が出ました。
発令が出る前に打診されることが多く、打診されてからの動きです。(その後まれに異動場所が変更になったりなくなったりすることもあります)
余裕あるみたいになっていますが実際はこの2日後が正式な発令日。
とりあえずいろいろな感情が渦巻きますがひとまず彼氏に言ってみようと思いました。
無言なので、雑ですが自分からぶっこんでみました。(注意:3年目の余裕です)
「ごにょごにょ」は私の私見です(笑)
→次の日、私は転勤を承諾しました。
彼氏に伝えた時点で、何のためらいもなくばばんとプロポーズされていたら、もしかしたら辞めていたかもしれません(ダメなパターンです)。分かりませんが。
しかし、少しの躊躇が私には落胆しかありませんでした。
ただ、転勤先と異動先の新部署に魅力があったのも大きかったのかもしれません。
正直、結婚適齢期で焦りもありました。(適齢期なうえに付き合ってこの時点で3年ですからね…!)
一方で、確かに、転勤が決まってさらに離れなくてはならない…からの結婚という結末もどうなのか、と思ったのです。
まぁ、転勤の返事も1日ほどしか猶予はなかったので(実際には、受け入れるか退職するか、になります)、プチパニックの頭フル回転ですね(笑)
結果的には、向こう何年働くかは考えないことにして、新しい魅力ある仕事をやってみるだけやってみようという判断に至りました。
そうこうして、あとから「やっぱり」「でも」と混乱している彼氏を前にてきぱきと引っ越し準備を進め、あっという間に遠くへ引っ越ししました!
ある意味、スッキリしていましたね。
当面は結婚するつもりはないこと、仕事を頑張ることを彼氏に宣言しました。
このとき確か27歳くらいです。
ただ一方で、私は「別れる」という選択肢はありませんでした。
最初の3カ月はとにかく新しい部署に慣れることに必死で、仕事量も前よりも格段に増え、大変でした。
それでも1カ月に1回くらいは会うようにして、逆に仕事に打ち込むことができました。
仕事が新しくなることでもちろん出会いもありますが、それ以上に職場に溶け込むことと仕事内容を覚えることに必死でした。
離れている分、疑いや嫉妬は多く(環境変化のない彼氏の方が)、面倒だなと思うことも多々ありましたが(笑)、遠距離ながら会える日は楽しみでした。
【遠距離恋愛】となると不安なことは多いですよね。
この転勤はいつまで続くのか?今ここで離れたらずっと離れたままなのか?
遠距離恋愛に不安があるのは当然のことですが、他の人には経験できない楽しみ方や続くコツなどがあるのです。
こちらの記事もぜひ参考にされてくださいね。
また、真っ先に考えてしまうことは、相手の気持ちが離れないか?ということだと思います。
もちろん、その人の性格や環境、年齢にもよるかもしれませんが、1つ思うことは、相手(彼氏彼女)に見える姿が魅力的であるかどうかだと思っています。
私は新しい部署での仕事を選択することによって1つ成長した気がしましたし、自分に自信が持てるようになりました。
「輝いている」「イキイキとしている」そんな風に見てもらいたいと思って仕事をしてきました。もちろん、それはいつかプロポーズされるためでもあります(笑)
一方で、私に別に好きな人ができる(彼氏もしかり)、そんな未来ももしかしたらあるかもしれない、とも思っていました。
矛盾しているようですが、もちろん、大前提にはずっと好きでいること。があります。
ただ、「覚悟」は必要だということなのです。
これもポイントです。
もちろん、そんな未来なんて想像したくはないですが、
ダメになったときは…それはそれで仕方がないとも思っていました。
彼氏に固執しないこと。自分を軸に生きること。これが一番大事なのかなと思います。(もちろん彼氏を大事にはする)
彼氏が転勤になって別れる選択をする。これもまた1つの結論としてありだと思います。
その結論が出せるということは、もともとそれだけの相手だったということです。逆にいい機会になったのだと思えば良いでしょう。
彼氏の転勤が付き合いたてに決まった場合
私のように付き合って3年目での決断とはまた違ってくるのが、付き合いたてに彼氏の転勤が決まった場合です。
彼氏の性格や自分との相性がどうなのかの把握もそこそこ、でも愛は盛り上がり絶頂の手前で最高のとき。(グラフだと山の頂上の手前部分)
そんな付き合いたてのときに離れるとなると、不安や悲しみははかりしれません。
逆に暴走しかねないあなたに、残酷ですが再度念押しします。彼氏の転勤についていくことは辞めましょう。
えぇぇ…と悲しみの声が聞こえてきそうですがここはぐっと厳しくお伝えします。
分かります。気持ちは十分に分かります。付き合いたてって何であんなに盛り上がるんでしょうね。
連絡があまり取れない日、ずっと連絡を取っている日、毎日ずっと相手のことを考えて幸せホルモンでまくりです。
1分1秒会っていたい…みたいな感じでしょうか。(今や懐かしさを感じるはるか遠い目…)
ただ、最初の項に戻ってしっかりと現実に向き合いましょう。
バリバリの強固なメンタル、「自由人」という肩書、あなたは持っていますか?
リスクをしっかりと理解したうえで、強固なメンタル・自由人・次ターゲットも視野に(うそ、だめ!)、自分も環境を変えたい、など理由をつけられるなら別です。
せめてその場合は上で書いている対処法の一つ、同棲はせずに行きましょう。決して「ついていくわけではない」と言えるならそれもアリです。
ただもうここまで来ると、ついていく必要がないとなってくるかもしれませんが。
私一人で生きていけるわ!という強固なメンタルの持ち主であればこの記事には辿りついていないでしょう…。
しっかりと読み込み、セーブすることを祈ります。
遠距離もいいものですよ。いずれ結婚すると1人だけの生活はできなくなります。1人を満喫するなら今!
私はもう一人暮らしができません。
むしろ1人をもっともっと満喫しておけばよかった!
満喫したと思うのに、足りません(笑)
遠距離は、時間を有効活用して自分自身を磨くチャンスのときでもあります。
思えばささっと転勤してその後結婚するまで2年という短い間でしたが、遠距離であるがゆえに叶った同僚との付き合いや、干渉されないぐーたら生活…。楽しかったなぁ。
(自分磨きはどうした…!)
そしてさらにはもっといい出会いもあるかもしれません。
これに悩むあなたはまだ結婚していないですからね。
恋愛は自由。世の中にはたくさんの人がいますよ!
そう考えれば、もっと気楽に、そしてやり遂げる!という気持ちで初めてみませんか、遠距離恋愛を。
どう遠距離恋愛を楽しむか、にシフトして、楽しく恋愛をしてくださいね。
まとめ
- 彼氏の転勤にはついていくべきではない
- 彼氏の転勤についていくのに結婚しないという選択の先にはたくさんのリスクが伴う
- 彼氏の転勤についていく、別れるの2択ではない
- 彼氏の転勤がつきあいたての場合も冷静になって
- 彼氏の転勤に惑わされず、自分の人生を軸に全てを考えていくこと
自分の人生を軸に進んでいくということは、結果的に自分の幸せにつながります。
他力本願で物事が進むと良いことはありません。
紙一重に「タイミング」という言葉もありますが、本当に自分のためになるタイミングの選択を。
良きタイミングは必ずやってきます。すっきりとした気持ちで前に進めるときがきますように。
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