私は転勤族の妻たちの一人。転勤族にはさまざまな問題が絡みますよね。
転勤族ならではのお悩みについて、共有・解決に向けて記事を書いています。
転勤族妻の仕事選びは、時代が変わろうともまだまだ悩みの種の一つ。
外で働いている場合、転勤に帯同するなら確実に現状のままではいられません。
また、単身赴任を選択した場合も、現状のままという選択を簡単にはできません。なぜなら、夫(パートナー)が家にいなくなるから。
いわゆる「ワンオペ」が始まります。(そもそもワンオペなのに、です)
「転勤です」と夫が言われたとき。どんな形であれ仕事をしている場合は、一度は止まって考えなくてはならないのが転勤族妻。
「今の仕事を絶対に続けたい」「ついていきたいけれど仕事はどうする?」
結局転勤があるのならば転勤族妻は働けないのでは?働けても拘束があり稼げないのでは?と思っていませんか。
あきらめる必要はありません。稼ぐことができる仕事はあります。
自立したい!教育資金を貯めたい!とにかく稼ぎたい!方へ。稼ぎたい!と思うあなたに転勤族妻の仕事を紹介します。
転勤族妻でも稼ぎたい!働く選択と専業主婦の選択
転勤族に帯同する妻がまず考えなくてはいけないのは、働くのか専業主婦か、です。
もちろん、今は在宅でできる仕事もありますし、臨機応変に、柔軟に対応できる職に現在就いている、という場合は別です。悩むこともないでしょう。
しかし、どうでしょうか?大半がそんな恵まれた職に就いているわけではないと思います。だからこそ、悩んでいるはずです。
転勤族妻が稼ぎたいと思うその気持ち、とても分かります。なぜその不満がでてくるのか?その不満をまずは爆発させてみました。
「転勤族妻だって稼ぎたい!」と言う言葉が出てくる所以がこちらです。
ざざっと不満を書き出してみるとこんなに(笑)
もちろん、働く選択と専業主婦の選択に正解はありませんし、人それぞれであることは大前提。
金銭的にそれほど厳しくなく、専業主婦でも上手に人づきあいができて何一つ苦ではない場合は、専業主婦の道で問題ないと思います。ただただ羨ましいだけですね(笑)
共働きVS専業主婦でよく議論が勃発していますが、個人的には自分が心地よく、家族が賛成ならばそれでよいのでは!と私はいつも思っています。
頑張り度合なんて人によって全く違う。頑張れる範囲も人によって全く違う。
それを私はこれだけ頑張っています!と言うのは自由だけど、それを人に押し付けるのは違いますよね。
羨ましいか羨ましくないかの議論は双方当然あっても、どちらが良いか悪いかなんて私からすれば愚問です。
その立場になってみないとわからないことはたくさんあります。
単純に働いていたい人と、家のことをしっかりとしたい人。それぞれがいていいと思っています。
【共働き】が当たり前の世界になったと思ったら、それに子供がいる【共働き+子供あり】がさも当然かのように言われるようになり…。
そんな体制はまるで整っていないのに、【共働き+子供あり】が当たり前という世界に危機感さえ感じます。
私は、転勤族の妻という立場で、専業主婦と兼業主婦どちらも経験しています。
今の子供の受け入れ体制(保育園やら学童やら)や子供の安全性や犯罪などの危険性を考えると、家に1人いないととてもじゃないけど満足な生活なんて不可能だと思うのが正直な意見です。
よく兼業ママと「結論、家に1人いないとやっぱり厳しいよね」という話をします。
せめて帰ってくる15時にはどちらかが家にいたい、と。
専業主婦の方でも、幼稚園や小学校の役員になられる方で、会社勤めで会社にただ来て帰るだけの人よりもよっぽど仕事ができそうな方をたくさん見てきました。
話がかなり脱線しましたが…、今回はお金が足りない!働きたい!稼ぎたいのに…ムムム…!などの場合です!
「てやんでーい!外に出たいんじゃ!稼ぎたいんじゃ!バリバリ働きたいんじゃ!家にいたくないんじゃ!」という場合(笑)
また、そういうタイミングや必要に駆られているという場合もあるでしょう。
どちらにせよ転勤についていけば、結局のところ転々とすることに…。
大きくは稼げないでしょう…?
という疑念がでてくるかもしれませんが、あきらめる必要はありません。
転勤族の妻だって選ぶことができます。稼ぐことをあきらめるなんてもったいないです!ただし、当たり前ですが、あなたの「やる気」は必要です。
ちなみに、働く働かない働けないなど、まだ迷いがあったり、転勤族の妻として生き方をどうしていいか分からない、決めかねる、というあなたはこちらの記事へどうぞ。
転勤族妻ができる仕事は!?派遣パート在宅どれがいい?
転勤族の妻ができる仕事はズバリ何になるのか?考えてしまいませんか。
雇用形態は何が一番いいのか、コレ!と答えを出すことは難しくても(個人能力・経験・場所などに影響は少なからずあります)、ヒントはあります。
転勤族の妻であるあなたに合う仕事を探しましょう。
正直、転勤族妻はこれ!とはっきり言っている人もいますが、できるものとできないものがある。本当にひとそれぞれなのです。
だからこそ、結局は自分にあったものを見つけることが一番なのです。これがリアル。
まずは、転勤族におすすめの雇用形態です。
- 派遣社員(…①参照)
- パート(…②参照)
- フリーランス(…③参照)
- 正社員(…④参照)
※なお、アルバイトや短期や単発の仕事は目的が違うので、ここでは割愛します
それぞれのメリットとデメリットなどをご覧ください。
転勤族妻におすすめの雇用形態 | |
①派遣社員 | 大手派遣会社なら引っ越ししても再登録の必要がなく、タイミングが良ければ新しい派遣先をすぐに紹介してもらえることも。ただし、地方だと仕事が少ない。 |
②パート | パートあなどることなかれ。全国展開しているチェーン店なら、多少の違いはあっても基礎は同じなので、引っ越し先で経験者としてスムーズに入れることも。転勤可の契約社員などのステップアップも望めるかも。 |
③フリーランス (在宅ワーク・起業など) |
在宅で働き場所に縛られないので、引っ越す度に履歴書作成・面接などをする必要がない。パソコン1つでどこでも仕事ができる。うまく軌道にのればスタイルとしては一番おすすめ。ただし収入安定までには時間がかかるかも。 |
④正社員 (※夫の転勤に合わせて転勤可能な会社) |
正直、狭き門。「自己都合の転勤は1.2回まで」や「拠点の有無」などがあり、夫婦が同じ会社でも違う会社でも、長期に渡り優遇される会社はほぼないかも。これを選ぶなら、単身赴任は避けられない。 |
上記①~④別に、以下転勤族妻におすすめの仕事を挙げてみました。(※④は各々の会社で、現行の仕事内容になります)
転勤族妻におすすめの仕事 ※上記①~④別 | |
①事務職 | 医療事務や経理、銀行や会社などでの事務、県庁や市役所での公務員補助業務など |
②飲食店・スーパー・コンビニなど | バックヤードでの仕事や調理、レジ打ち、販売、ホールなど |
③クラウドソーシング・ハンドメイド品販売・リモート講師・ブログ運営など | ・「クラウドワークス」「ランサーズ」「ココナラ」など、初心者からプロまで活躍できる場がある在宅ワーク(webデザイナーやライターなど) ・アクセサリーのハンドメイドなど、手芸品を販売する ・ブログ運営で広告収入やアフィリエイト |
④各職種 | - |
仕事内容は多岐にわたりこれだけではありませんが、選択肢はたくさんあります。
どんな仕事でもしっかりと経験を積めば、場所が変わってもそれは経験値として必ず役に立ちます。
できない…と思っていても
一歩踏み出せば意外に向いているものがあるかもしれません。
そしてもし都度職場が変わることになってしまっても、出会いやタイミングでチャンスがやってくることも。
最初はいろいろとやってみることも大事。そして慣れてきたら1つのものに集中することをおすすめします。
転勤族妻が選びたい資格とそのメリットは
転勤族の妻にとって悩ましいのが、外で働くと職場を変わらなくてはいけないということです。
先ほどご説明した在宅ワークは、スタイルが合えばとても魅力的なものですよね。
また、転勤しても全国にあるチェーン店で働き続けることができれば、努力次第では都度キャリアの積み上げになります。
やはり、同じ場所で積み上げていく経験と信頼は、何にも代えがたいもの。
しかし、現実には在宅もチェーン店も、事情がありそううまくはいかない場合も。
転勤先は私が働いていたチェーン店〇〇がない!
在宅でも単価が安い仕事しか見つけられない…
そこで持っておきたいのが「資格」です。転勤族の妻にとって、「資格」は1つの武器になります。
転勤族妻におすすめの資格や試験
- 日商簿記
- 医療事務
- 行政書士
- 看護師、薬剤師
- 歯科衛生士
- 介護福祉士
- TOEIC
- 栄養士
- 登録販売者
- ファイナンシャル・プランニング技能士
- WEBデザイナー検定
- CAD利用技術者試験
- Javaプログラミング能力認定
- 普通自動車運転免許 など
ただし、「資格をとる」ということに重きを置いてしまうと、必ず失敗します。資格は、持っているだけではほぼ意味のないものです。
実務をこなしてこそ、「資格」の意味があります。よくありがちなのが、資格をとって終わって気付けば〇年…というもの。
これはきっと私のこと…(苦笑)
「資格をとるために勉強をする」ことは、仕事で1プロジェクトを企画、立案、実行する…というのとまるで同じ工程を行います。
「合格(ゴール)」という明確な目標があることで、それだけやりがいがあり、それだけ遂行力があるということ。
やる気さえあれば、資格をとることはそう難しいことではありません。
そう、なんだって取れそうな気さえしてきます。(‥それは言い過ぎ!)
しかし現実は…
- この資格を取得しよう!と思ったときには、お金も時間もかかる!というものもある
- 資格を取得したところで、すぐに最初の職につけるかどうかもわからない
そう、現実はそう甘くはありません。
でもこれは当たり前!就職することが簡単でないのは皆同じです。
ただ、転勤族の妻はただでさえ不利な状況下に置かれています。資格がないよりかあった方がいいのは一目瞭然。
資格のスクールでとれば、就職を斡旋してくれるところもあります。
資格のスクール一例
- フォーサイト
- ユーキャン
- TAC
- ニチイ学館 など
スクールによっては「日商簿記が強い」などの合格実績で差があります(高校・大学受験の塾と同じですね)ので、そういった視点で選ぶことも重要です。
途中で転勤があるかもしれないので通えない、ということはありません。
何ヶ月かで転勤があるかもしれない方は無理かもしれませんが、転勤してすぐに入れば通って学ぶことができるものもあります。
もちろん通信やオンラインで完結するものもたくさんあります。
また、本屋さんで問題集を購入して独学で受けられる資格も、中にはあります。
本気で資格をとってそれを職にしたいのなら、転勤先で例え短いスパンであろうと実績は詰めます。
また、在宅ワークなど、パソコン1つでも場合によっては起業することも夢ではありません。
転勤族の妻だからといってあきらめるしかないなんていうことはありません。むしろ燃えてください!
ちなみに私はと言いますと、現在はライターの仕事をいくつかしつつ、サイトを運営しており、いわゆる在宅ワークです。
私の資格は上記で言えば…
・ファイナンシャル・プランニング技能士(2級)
・WEBデザイナー検定 合格
・普通自動車運転免許
です。
ただし、正直あまり仕事には生かせていません(笑)ダメな例ですね。
しかし、ファイナンシャルプランナーは資格をいつでも生かせるように継続教育を受けています。
税金や手続きなど転勤で動きが多い分、日々新しい情報を得ることができ、役に立つことも!
旦那さんが万が一先立つことがあれば(そんなこと考えちゃダメ…)、ファイナンシャルプランナーを再度猛勉強して起業するしかないかも…と最後の砦のように資格を継続して持っている次第です。
ちなみに薄々気付かれているかと思いますが、この例はいわゆる資格の持ち腐れですのでマネしないように…!(笑)
しかし確実に何もないよりかは自信になっていますし、「1つの話題として」「履歴書を書くときに」など、第一関門の突破には好材料となるはずです!
何事も進まなければ何も生まれません。
失敗をおそれずに。
宝の持ち腐れになるか宝石になるかはあなた次第です。
まとめ
- 転勤族の妻だって稼ぎたい→あきらめる必要はありません
- 転勤族の妻におすすめの仕事はたくさんある
- 転勤族の妻は資格をぜひとるべし!とったあとの行動も重要
- 資格のスクールは自分に合ったスタイルを選ぶこと
転勤族の妻が「稼ぎたい!」と思うのには、そう叫びたくなる理由があります。
それは転勤族の妻となって初めて知る現実に気付いたとき、分かるはずです。
でも決して悲観することはありません。仕事にはたくさん種類があります。
もちろん、稼ぎたいからではなく何かしていたい、外に出たい、他の人と交流を持ちたい…こういった場合でも同じです。
転勤族の妻であるあなたが、少しでも前に進むチカラが湧いたのなら幸いです。とりあえず何かやってみよう…でも、一歩進むはずです!
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