私は最初から遠距離恋愛で、一度も近くに住むことなく、約5年を経て結婚しました。
(遠距離恋愛にまつわる記事は【恋愛・遠距離恋愛】カテゴリーにまとめています)
遠距離恋愛になる、と決まったとき、または今現在進行形のその計り知れない不安、お察しします。
でも。率直にお話すると「遠距離恋愛が何だ!」です!
近くにいない、という事実は残念ながら覆りませんが、やはり、最も重要なポイントの一つが「会う頻度」です。
これは、遠距離恋愛だろうとそうでなかろうと同じですが、遠距離恋愛の場合はさらに大事です。
逆に言えば、会う頻度で2人の未来が変わってきてしまいます。
※会う頻度をただ増やす、という単純な問題ではありませんし、そんなに会えないので×と決めてしまうのも違います
近くにいても忙しければ会えないですし、「短い時間でも会えるから近い方がいいって。」と思うのも早計です。
遠距離恋愛では叶わない「短い時間でたびたび会う」ことは、逆にストレスや誤解を生む可能性高くもなるのですよ…。
日々変化する生活スタイルや気持ちを2人でどう乗り越えていくか、が重要です。
全くのストレスフリーで遠距離恋愛をしていくことは不可能ですが、楽しく続けるヒントがここにあるはずです。
遠距離恋愛は会う頻度の最低ラインを決めるのが大事
遠距離恋愛を続けるうえで、「会う頻度」は非常に重要なポイントの一つになります。
会う頻度で2人の未来が変わるなんて大げさな…と思いましたか?
しかし、私が5年遠距離恋愛を経て結婚できたのは、まさにここだと思っているのです。
というのも、「会う頻度」というのは「=相手に触れられる回数」となるから…!
連絡頻度ももちろん非常に重要なのですが、それよりも「会う」ということは、「存在」をしっかりと認識して相手との恋愛を噛みしめられる唯一の手段なのです。
ズバリ、「会う頻度」を2人の間でしっかりと意識する(決めた頻度をできる限りで実行させる)ことが、長く続く秘訣です!
「会う頻度」にどちらかが納得いかない場合や、さまざまな理由でほとんど会えない、ということになれば、残念ですが、結果的に2人の未来は厳しいものとなります。
今から遠距離恋愛を始める、という場合でも、ざっくりと頻度を決めたうえで「とにかく遠距離恋愛というものをやって、可能な限り会って、進めてみる」に限ります。
当たり前じゃん。と思われるかもしれませんが、その一歩、二歩すら進めずに早急に諦めてしまうケースも多々あります。
私からすると、すぐに諦めてしまうのは本当にもったいない!
半年、いや1年くらいはやってみないことには分かりません。
また、2人が離れてどう思うか?どういう生活スタイルになるか?やってみないと何も分かりません。
案外2人のスタイルに合っているかもしれない。とりあえず進めてみて、まずは時が来たらお互いがお互いの家へ行ってみることです。
重要ポイント
引っ越す側は、遠距離恋愛だけではなく、すべてにおいて初めての環境が待ち受けています。
対してそのまま残る側は、遠距離恋愛になったこと以外、周りの環境は変わりません。
引っ越したとき、当面は、2人の精神状態は違います。ここをまずはお互い理解することが大切です。
お互い寂しさは当然ありますが、その「寂しさ」の質が実は少し違うのです。
お互いの精神状況が違うことを理解したうえで、お互いに歩み寄りましょう。
そして、最初でも慣れたころでもいいので、会う頻度の最低限ラインをなんとなくでも決めておくことがとても大事です。
遠距離恋愛における「会う頻度」最低ラインのおすすめ目安
- 付き合いたてであれば、月に2回くらい
- これまでに関係がしっかりとできていれば、月に1回くらい
※もちろん、海外転勤やそれぞれの事情により、これよりも頻度が少なくなる場合は仕方のないことです
その場合は「会う頻度を決めること」が最優先です
実際に、遠距離恋愛をしているカップルが回答したさまざまなアンケートで、会う頻度は月1回が最も多いというデータがあります。
もちろん、2人にあった最低限のラインでかまいません。
海外転勤などはそうはいかないですし、お互い費用の面で厳しいということもあるでしょう。
それでも、最低限のラインを決めておけば、「次は〇日ごろだけどどうする?」「次は〇日ごろだけど仕事があるからその次には会いたいな」など、スムーズに調整できます。
また、決めておくことで、予想外に忙しくなったとしても突拍子もない先送りの日になることがなくなります。
重要ポイント
会う頻度の最低ラインは絶対に守らなくてはいけないということではありません。
ただ、最低ラインを2人で決めているか決めていないかで、精神面が全く違います。
最低ラインを決めていない状態で「次は2か月先になる」と言われるのと、決めている状態で「次は2か月先になる」となるのでは、精神状況が全く違ってきます。
例えば、次に会えるのが、当たり前に「2か月先になる」と言われると、いつもいつも次はいつ?と不安になってしまいます。
最低ラインを決めていれば、イレギュラーで「2か月先になる」と言われても、今回は仕方ないかな、など、決めたラインで話し合いができます。
最低ラインを決めても、会えるときは費用面も考慮したうえで、ぜひ会いましょう。
実際には遠距離恋愛で会う頻度はどのくらいが目安なのでしょうか。
遠距離恋愛で会う頻度「学生の場合」
両方が学生の場合(もしくはどちらか一方が学生の場合)、遠距離恋愛とそうではない場合の差が大きいと実感してしまうことが多いでしょう。
学生の恋愛。それはそれはもう楽しいものです。
勉学に励むことももちろん大事ですが(私は特に大学時代、勉学はそっちのけだった!)それと同時にがんがん恋愛ができちゃうのが学生!
当たり前に近くにいるカップルを目の当たりにすることも多く、心が揺れ動いてしまう可能性が高いことは否めません。
もちろん、社会人でも心が揺れ動く機会はありますが、「若さ」と「時間」は学生ならではのメリット(でもあるがデメリットでもある)です。
その「若さ」と「時間」を逆手にとり、負担にならない頑張れる範囲で、会う頻度をできるだけ多くするのがおすすめです。
一番のネックは交通費ですよね。もちろん離れている距離にもよりますが、できる範囲でアルバイトに精を出し、資金を貯めましょう。
アルバイトで稼いだお金の一部を彼(彼女)と使うのは、遠距離でなくても同じ。頑張ると決めたら、会うためにその日に向かって資金を貯めるのみ!
遠距離恋愛で会う頻度「社会人の場合」
両方が社会人の場合、学生は日中も時間がある日があるのに対して、基本お休みの日以外は1日仕事です。
また、出張があったり夜は付き合いが増えたり、そう簡単にお休みが取れないのが社会人。
対価がある「責任ある仕事」に従事するので、当然時間の制約がでてきます。
私は、社会人になってから、5年遠距離恋愛を経験しました。
新幹線や飛行機で、ドアtoドアで3時間以上かかるところでしたが、最低限のラインは月に1回と決めていました。
あとは出張ついでに、というものもあり、多いときで月に3回ほど。忙しく少ないときでも、2か月に1回は会っていました。
率直な意見として、同じ間隔でも、少なく寂しいと感じる時期と、自分が忙しく疲れてしまい、妥当と感じる時期の2つがありました。
厳しい意見かもしれませんが、2人の「会いたい」「会える」ときが同じタイミングであることは、まれです。もちろん、大好き同士でも、です。
私の彼氏(今では夫)は、「今週末は会えなくてごめんね。明日は何するの?」と電話で話しつつ、「ピンポーン(びっくりした?)」と3時間の距離を連絡なしに来てしまうやらかし野郎でした(笑)
私は、「今週末は会えない」と言われたら、状況にもよりますが、どちらかといえば気持ちをすぐに切り替え、それならば。ひゃっほー!と1人だらだら休日モードに変えるタイプ。
予定を入れたり、大掃除!と決めたり、1日パジャマと決めたり。ゆっくり買い物をしたり。1人の時間を楽しみたいのです。
彼氏からすれば、「会えないって言ったのにいきなり会えてうれしいでしょ!?サプラーイズ!」みたいなノリ。
人によっては「え!来れないって言ってたのに~!うれしい~!」となるかもしれませんが…。
私はといえば、「完全にその口になっていたのに、違うものを食べるはめになる」ような感覚になるわけです。(冷めすぎ?)
とはいえ、遠いところを来てくれたのは事実。もちろんその後はまた気持ちを切り替え、楽しく過ごしましたよ!(笑)
ただ、「そういうサプライズやめてくれない?」と私は話をしました(笑)
そういう正直な意見をしっかりと話し合うことも大事です。
ただ、「急に来るのをやめてほしい=浮気してる?」と誤解を生みそうなのでしっかりと伝えることは必須ですよ!
話が少しずれました。これは、会う頻度+αのお話。
こんな風に、「会える」「会いたい」のタイミングがいつも一緒ではないからこそ、最低限のラインを決めることは非常に重要となってくるのです。
言い方は少し悪いですが、「強制ライン」ともいえるかもしれません。遠距離恋愛を続けるうえでは必要だと思っています。
遠距離恋愛の距離はどのくらいがきつい?メリットも
遠距離恋愛をしているカップルは、どのくらい離れているときついと感じているのでしょうか。
実質の距離よりも時間で表現されることが多く、約2時間以上離れていると「遠距離」で、きついと思う人が多いようです。
もちろん、経済的な面や体力的な面、時間の問題などは人それぞれで、自分は「遠距離恋愛だ」と思えば距離を感じているということでしょう。
近くにいても会えないのとあまり変わらないと言われても、「今近くにいない」という事実に直面したとき、気持ちが「きつい」と思うようです。
つまり、「距離という物理的な問題」よりも、「精神的にきつい」ということです。でもそれって、「恋愛」をしていれば、さまざまな理由で多々あることですよね。
精神が揺さぶられない恋愛なんて恋愛じゃない!?
逆にいえば、「物理的」な距離は、いざとなれば(本気を出せば)なんとかなるものです。
自分を軸にしてメンタルをしっかりと保つことができれば、一番にお伝えした「遠距離恋愛が何だ!」と思えるはずです。
近くにいない「寂しさ」があることは百も承知。その覚悟は持たないといけません。
しかし、遠距離恋愛は寂しいだけではないのですよ。近くにいるカップルには成し得ないことがたくさんあります。
遠距離恋愛だからこそ成し得ること(メリット)
- 離れている2人だからこそ、会ったときの喜びや幸福感が大きい
- 愛おしい・離れたくないと思う瞬間が多い(=ということは…?)
- それぞれの仕事や夢に向かって集中できる日々がある
- 秘密裏に(笑)自分磨きができる!
- 友達や同僚、家族との時間も大切にできる
(=ということは?)という含みを持たせましたが。2人の将来を話し合う機会が早まる可能性もあるということです。そうとも限りませんが(笑)
このほかにも、遠距離恋愛だからこその楽しみ方や乗り越え方が実は存在します。
これはもうメリットに他なりません。詳しくはこちらへ。
遠距離恋愛でかかる交通費は基本折半で!行き来も交互に
遠距離恋愛でかかる交通費がネックになることは多々あるでしょう。
しかし、どちらかがはるかに余裕があり、相手が出してくれると申し出てくれる場合は別ですが、交通費は基本的に折半がおすすめです。と同時に、お互いが行き来することが大事です。
家が「実家」や「男子(女子)禁制」など特段の理由がある場合でも、交通費は折半が基本です。
これはとても大事。トラブルの元になりかねません。
また、どちらかに行き来が偏るのも避けるべきです。
交通費を出してくれるならいいのでは?と思いがちですが、これはNGです。
車でも公共交通機関でも、離れたところに移動するということはそう簡単なことではありません。体力的にものすごく疲れます。
こちらの体力だけが奪われていることは明白。相手に思いやりがないのも同然です。
そして何よりも一番つらいのが帰り。もちろんどちらも寂しいのですが、「そこから去る」という立場が思った以上につらい。
これらの負担をどちらか一方だけが背負うのはきついものです。そしてそのことをお互いが理解していないと相手を傷つけてしまう可能性があります。
これは長く遠距離恋愛をしていると気づくことです。(しみじみ経験談)
交通費折半だし来てくれるなら体力的にも楽!と思いがちですが、実はこちらもNGです。
毎日生活している部屋に入ることはとても重要です。部屋に入るだけでもさまざまなことが分かります。
毎日どのように生活しているか、掃除はしているか、さまざまな観点から相手を知ることができます。
また、これには隠れた疑惑が存在します。自分の部屋に入れない=何か後ろめたいことがある可能性も…!(あくまでも可能性です)
お互いが行き来するメリット
- 家に行くことで浮気抑制効果がある
毎日過ごす部屋に定期的に行くことで、そこにいる「彼氏彼女」の存在をしっかりと意識させることができる - それぞれの生活スタイルを知れる
将来を見据えて、暮らしぶりや家事などの生活チェックができる
基本的にはお互いが交互に行き来すれば、交通費もお金のやり取りをすることなく、それぞれが移動するときに払えばいいわけです。
もちろん、どちらかが忙しい時期で、「できれば続くけど今回も来てほしい…」などの要望があれば応えてあげましょう。
まとめ
- 遠距離恋愛で大事なのは「会う頻度」
- 遠距離恋愛は会う頻度の最低ラインを決めておくことが大事
- 遠距離恋愛で会える頻度は学生の場合と社会人の場合では違ってくる可能性がある
- 遠距離恋愛における「距離」は時間で表されることが多い
- 遠距離恋愛は物理的な「距離」よりも「精神的」な問題がほとんどで、それは遠距離に限らずある!
- 遠距離恋愛における交通費は基本折半が望ましく、お互いが行き来した方が、メリットがある
遠距離恋愛は、その距離ゆえ、不安をゼロにすることはできません。
ただ、遠距離恋愛に限らず「恋愛」においてはさまざまな悩みがつきもの。心揺さぶられない恋愛は恋愛ではありません。
2人が思いやり、話し合い、会う頻度を2人で決めることで、素敵な遠距離恋愛が末永く実りますように!
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