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転勤は嫌!!断ると退職やクビ!?出世は?転勤が少ない業界はココだ!

転勤
この記事は約13分で読めます。

私は転勤族の妻たちの一人。転勤族にはさまざまな問題が絡みますよね。

転勤族ならではのお悩みについて、共有・解決に向けて記事を書いています。

全国に支社がある企業に全国転勤はつきものです。ただ昨今、転勤の意義について議論が交わされ、転勤への拒否反応が増えているとか…?

転勤を断ると退職やクビの可能性はあるの?という疑問についてですが、残念ながらその可能性は否定できません。

そんなこと許されるの!?と思われるかもしれませんが、ありえないことではないのです。

そこには正当な理由が存在しています。(もちろん、全てのケースが当てはまるわけではありません)

私は子供時代が転勤族、自身の会社員時代も転勤を経験、今は転勤族の妻として生活しています。

だからこそ、昨今の「転勤は断る!」「転勤は嫌だ!」という意見には十分理解ができます。(妻としてはない方がいい…!)

転勤は必ずしも悪いものではないものの、向き不向きもあり、そのときのタイミングや環境によっても事情は変わってくるでしょう。

転勤を断るときのさまざまな課題、対策についてご紹介します。

私は法律の専門家ではありません。あくまでも、調べた内容や経験に基づいてのお話です。
転勤族の悩みとして、これから転勤族になるかもしれない方の悩みとして、分かりやすく説明することを心がけています。

 

 

転勤は嫌だ!!転勤を断るとクビってホント!?

「転勤は嫌だ」という感情はあなただけではなく、慣れたところから異動することには誰しも抵抗があります。

なんとも言えない緊張感と不安感、それと同時にやるべき手続きがどっと押し寄せ、平常心ではいられない、そんな感情がまといます。

また、あなただけではない、あなたの大切な人を巻き込む事態になり、金銭的な面も考慮しなくてはならなくなります。

とにかく不安。という一方で、ワクワク感や、今の部署にストレスがあったので異動したかった、と前向きになれるケースもあります。

かつて私自身も転勤を言い渡され、異動したことがあるのですが、それはそれは大変でした。

よつば
よつば

私自身の転勤は、不安はもちろんものすごーくあったものの、ワクワク感もありました!

(というか、ワクワク感を持たずして前向きにはなれない、というのが本音かも)

どちらにせよ、転勤は、感情が揺さぶられる重要な局面であることは間違いありません。

あなたが転勤を「嫌」だと感じ、転勤を拒否したいと思うことは十分ありえることです。

また、あなたの「嫌」という感情だけでは片づけられない背景もあるでしょう。入社したときと、あなたや、あなたに関わる人の状況が変わっている場合です。

入社したとき現在の状況が違う

  • 病院通いしている
  • 恋人ができた
  • 結婚した
  • 親の介護がある
  • 育児をしている
  • 配偶者も仕事をしている
  • 子供の進路が決まった など

これらはもちろん、仕事とは関係のないことではあるものの、人生において非常に重要な変化です。

何より、あなたの人生の中心は「仕事」ではなく、「自分」そして「家族」。

よつば
よつば

今は結婚して子供がいるので、転勤族の妻として、

独身のときとは違った緊張感があります。

転勤と言われて、自分だけではない、自分の大切な人を巻き込む事態に、戸惑わない方が不思議です。

しかし、結論から申し上げますと、転勤を拒否することは不可能であることがほとんどです。

 

転勤を断ると懲戒解雇等の可能性がある

まず基本的に、転勤の可能性があることを承知のうえでその会社に入社しているはずということです。

会社HP(場合によっては募集要項、就活サイトなどに限る)にもその旨の記載があることがほとんどです。

重要なポイント

  • 「会社全体として」「あなたの職種は」転勤はあるのかないのかなど、エントリーの時点、面接時、内定時などに説明もしくは明示されていましたか?
  • 就業規則や入社時の雇用契約に「転勤」の可能性が明示されていましたか?

これらは、通常であれば、入社前、どこかの時点で知ることとなるでしょう。

はっきりと転勤についての明示がされている場合、「嫌」という感情だけであれば、単なる「わがまま」ととらえられてしまっても仕方がありません。

この場合、「転勤を断るとクビになる」という可能性は否定できません。場合によっては懲戒解雇にもなりえます。

よつば
よつば

ただし、会社は「転勤」について説明・説得の義務があります。

即解雇を言い渡すことは、場合によっては不当解雇となることも。

逆に、「転勤」について入社前に一切説明がなく、就業規則などにも明記がされていないのにも関わらず転勤と言われたら、それは話し合いが可能です。

また、この場合は転勤を断ったからといって会社がクビを言い渡すことはできないでしょう。

ただし、会社も成長していくものです。あなたが入社した当時はさほど大きくなかった会社が、今や全国に支社を増やすまでになった、というケースもあります。

入社当時にはなかった「転勤」の可能性がでてくることは珍しいことではありません。

こういった場合は、就業規則にも反映させるべく改正が行われるでしょうし、会社の変化は進化でもあります。

転勤を断るか受け入れるかどうかはあなたの自由ですが、転勤することで、キャリアアップや成長が期待できるでしょう。

 

正当な理由があれば転職は拒否が可能な場合も

就業規則や雇用契約に「転勤」の記載があった場合、基本的には転勤を拒否することはできません。(=断るとクビの可能性があるということ)

しかし、正当な理由があれば、転勤の拒否が受け入れられるケースもあります。

転勤を断ることができる可能性のある正当な理由(例)

  • 自身の勤務地が「〇〇のみ」など、限定的な文言が契約書にはっきりと記載されている場合
  • 介護が必要な家族がいる ※1
  • 転勤が明らかに嫌がらせなどによるものと判断される場合(証明できないと厳しい) ※2

※1…会社のバックアップやサポートがある場合などは断ることができるとは限らない
※2…「経験」や「スキルアップ」などを理由に挙げられてしまうと証明は難しい

これらはあくまでも一例です。それぞれに背景が違うため、一概には言えません。

基本的にはどんな事情があれ、断ることはできない、と考えたほうがいいでしょう。

また、事情の重さは人それぞれです。「正当な理由」に当たるかどうかは総合的な判断をされることが多く、個別の対応となる場合がほとんど。

きちんと対応をしてくれる会社であれば、まずは相談してみることをおすすめします。

よつば
よつば
会社の規模や企業規則によって、違いがあります。

 

 

転勤を拒否して退職すると転職に響くってホント!?

入社時などに転勤の可能性が明示されていれば転勤を拒否して断るとクビになる可能性は高い、という説明をしてきました。

一方で、「転勤が嫌なので退職したい」と悩んでいるケース。

もちろん、自身で決めたことですので退職はできますが、このような場合で少し注意が必要なのは、社外に示す退職理由です。

  • 自身の都合で退職する場合、退職理由は自己都合となる
  • 会社が原因で退職する場合(人員削減・経営悪化など)、退職理由は会社都合となる

基本的に、転勤を拒否したうえでの退職や、それ以外でも自身の都合による退職は、「自己都合退職」扱いとなります。

転職したくて退職する場合も当然「自己都合退職」となるわけですが、この社外に示す退職理由には、どのような影響があるのでしょうか。

転勤を拒否して退職する場合と、それ以外の理由によって自分で決めた退職とで、影響はほぼ同じですが、注意点があります。

 

失業保険の受け取り開始が遅くなる

退職すると、次の仕事先が見つかるまでの間、失業保険が受け取れます。

【※失業保険は受け取り条件(就労の期間など)や対象外の人もいますので必ずご確認ください】

失業保険は、急に仕事を辞めなくてはいけなくなった人にとっては命綱。

会社都合の場合は最短で7日後に失業保険がもらえますが、自己都合の場合は最短でも3カ月7日後です。

もしも転勤を言い渡されてからの退職となると、それは予想外な退職なわけで、急な転職活動が予想されます。

すぐに転職先が決まれば一安心。失業保険ももらわずに済みます。(一度もらうと雇用保険期間がリセットされる)

ただ、なかなか決まらない事態になってしまうと、失業保険が頼みの綱となるのです。

自己都合の場合、すぐにはもらえないことを忘れずに!

 

転職先への前職退職理由として明記

転職先へ提出する履歴書。前職を退職した履歴は記載の必要があります。

履歴書自体に{〇〇株式会社 退職(自己都合による)}と記載するか、もしくは面接時に退職理由を説明する機会があります。

その際、ほとんどの会社で「自己都合とありますが、退職理由をお聞かせください」と聞かれるでしょう。

自己都合での退職理由を説明するときには注意が必要です。

もし、その面接先の会社が「転勤のない会社」であったとしても、間違っても「転勤が嫌で退職した」とは言わない方がよいでしょう。

上記で説明しましたが、会社は進化していくもの。転勤があるかないか、この先分からないのです。

特段の事情がない場合は、【スキルアップのため】【ステップアップのため】【どうしてもこの会社に入りたかったから】などと、未来ある理由をお伝えしましょう。

よつば
よつば

大事な面接ですので、実際にはもっと具体的に…!(笑)

逆に、転勤がない職種やエリア採用などの面接や、自身に特段の事情がある場合はしっかりと話を詰めます。

例えば、どうにもならない事情があり(家族の介護など)、面接先の会社のエリア限定採用に惹かれて受ける場合などは、逆にしっかりと経緯を話し、理解を得ることが重要です。

 

 

転勤と出世の関係性とは

転勤を断ると出世できないのでは?転勤するのは出世コース?とさまざまな意見や疑問がよく聞かれますが、転勤と出世の関係は一概には言えません。

ただ一つ言えることは、さまざまなエリアやさまざまな部署を経験することがキャリアップにつながることは間違いありません。

また、転勤が出世につながる第一歩となる可能性は高いでしょう。(降格や明らかな左遷は除く)

一方で、「転勤を断る」ということが可能な場合(先述した【正当な理由がある場合】)、転勤を断ったときの不利益を被ることはあってはならないと思っています。

しかしながら、やはり肝心なのは最初の情報収集です。

あとで困らないように、その会社に入る前に、自分が本当に「転勤」してもいいのかははっきりと意思を固めておきましょう。

よつば
よつば

例えば、「転勤はほとんどないが、あるかもしれない」と言われたときに

おそらくないだろう、とあまり深く考えない、というのは危険です。

就職活動・転職活動中は、緊張とともに「この会社こそ!」と、毎日が必死ですよね。

「転勤の可能性もありますが、大丈夫ですか?」と聞かれたときに、ほとんどの人が「はい!大丈夫です!」と即答するでしょう。

もちろん、その会社を受ける前に転勤があるという情報は調べているわけで、その答えが正解です。面接の時点では。

就職を考えるときに。転職先を選ぶときに。会社を選ぶ際に。エントリーの時点で。面接に行く前に。

「転勤」について理解し、自分が本当に転勤できる覚悟があるのか、しっかりと決めてから臨むことをおすすめします。

転勤は、とくに家族ができた場合などは一筋縄ではいきません。さまざまな負担が大きくのしかかってきます。

金銭的な補助はどうなっているのか、単身赴任や家族設計など、もちろん現段階での想像は容易ではありませんが、ある程度のイメージ、希望は必要です。

また、先ほど示したように、「転勤」はキャリア育成の一環でもあります。

出世との関係性が全くないわけではなく、やはり柔軟に動ける社員は重宝され、さまざまな経験を積んだ方がキャリアアップにつながることは間違いないでしょう。

もちろん、できる!と覚悟していても、実際に転勤してみたら思った以上につらかった、自分には合わなかったなど、やってみないと分からないことはあります。それは仕方のないこと。

不安があるならば、エリア限定採用や一般職など、転勤がない、または少ない企業や部署への就職に焦点を当てましょう。

今すでに「転勤」という荒波の中にいて、心身ともに負担になっている場合などは、転職を検討しましょう。

 

 

転勤が少ない業界や職種

転勤がない、少ないなどは個々の企業によって全く違います。

ただ、「転勤が少ない業界」としてまとめることはできます。

転勤が少ない業界例(一部)

  • マスコミ業界
  • 金融業界
  • コンサルティング業界
  • IT業界
  • インフラ業界(水道・電力・ガス) など

※これらの業界でも転勤がある企業もあります

転勤が少ない業界でも大都市以外での仕事はありますが、その場合、「出張」で対応している場合がほとんどです。

ITや通信は、業務内容としてオンラインで完結できるものが多く、転勤はほとんどないと言われています。

また、上記をみて、「私の行ける業界がない!」と思うのも時期尚早。あくまでもこれは業界という大きなくくり。

業界といえども、何もそれだけの事業ではありません。違う部署や新規事業など、「業界」とひとくくりにいってもいろいろな仕事がありますのでまずは探してみることです。

よつば
よつば

例えば、IT業界の会社にもヘルスケア部門という部署があったり。

この場合、IT何も知りません、でもチャンスはあるのです。

(むしろ大歓迎だったりする)

また、転勤が少ない「職種」も存在します。

転勤が少ない職種

  • 地方公務員(※国家公務員は転勤あり)
  • 経理
  • 事務 など

転勤の意味があまりないような仕事内容の職種は、転勤がほとんどありません。

業界や職種での判断はざっくりとしたものなので、あくまでも、働きたい!と思った企業それぞれの制度や規則を必ず確認しましょう。

元々転勤がない企業(地元で築き上げた企業など)もありますが、転勤制度を改変・廃止した企業もあります。

例えば【AGI損害保険株式会社】。社員が決めたエリア・都道府県内だけでの異動、別エリアでの異動希望も公募で可能、従来の転勤希望者、などを選ぶことができるそうです。

また、転勤を受け入れた社員については家賃の約95%を負担のうえ、手当がでるなど、手厚い補助が受けられるとのこと。

このように、さまざまな制度が用意されている会社もあるのです。

よつば
よつば

共働きが増えた現代に寄り添った企業…!

私の新卒時代にはそんな選択肢はなかったのでうらやましいです。

就活サイトや転職サイトなどで、条件を「転勤なし」として、検索してみましょう。結構あるものです。

ちなみに転職サイトは複数登録することをおすすめします。大手でも専門でも、条件を絞ったら同じくらいに減ります。会社によってクローズ案件がある、ということもありますよ。

ただし、本当にないのかあるのかはHPで確認のうえ、しっかりと情報収集してみましょう。

転職の場合は、ある程度絞ったあと、転勤情報に詳しい転職エージェントに相談するのがおすすすめです。

私の夫の会社はいかにも転勤がある業界。ある程度の補助があり、金銭的に助かっている部分もありますが、子供の転校や手続きはそれはそれは大変なものです。

また、転勤族で単身赴任中の友人家族に聞くと、「二重生活になるから出費はやっぱり厳しい」と言っていました。

私が転勤に慣れているというのもありますが、単身赴任の生活費を考えると…という理由もあり、現在は帯同という形をとっています。

就業規則や補償内容は会社によりますので、特に大事な金銭的な補助についてはしっかりと確認しましょう。ここがクリアになるだけでも、転勤に対する精神的な面がすっきりします。

 

 

まとめ

  • 転勤が嫌で断るとクビを言い渡される可能性は否定できない
  • 転勤は正当な理由があれば断ることが可能なケースも存在する
  • 転勤が嫌で退職する場合は「自己都合退職」扱いとなる
  • 転勤が嫌で退職する場合、失業保険の受け取りが遅くなったり転職に響いたりする可能性がある
  • 転勤と出世の関係性は一概には言えないものの、キャリアップに繋がることは間違いなく、出世の第一歩となる可能性は高い
  • 転勤が少ない業界や職種は存在しており、事前にしっかりと調べることが大事

小さいころから転勤族として生き続けてきた私としては、心も身体も大変なことは多いものの、出会いや学びなど、いいこともあるよ、とお伝えしたいです。

転勤を断ることへの懸念はなかなか拭えないかもしれませんが、自分が本当に悩み、つらいのなら、まずは会社に相談してみることも考えましょう。

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