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鳩サブレーはどこの名物?東京じゃない!鳩サブレーの歴史と人気の理由

ご当地
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かじると「ザクッサクッ」という音がして、甘さが口の中に広がり、「あぁ、やっぱりおいしい。」と思わせてくれる、そんな安心感のある鳩サブレー。

なんというか…これが‟菓子の原点”と思わせてくれる懐かしさを感じます。

近年、「映え」「エモさ」「ギルティフード」「カラフルフード」なんていう言葉が先にくるグルメが多い中、鳩サブレーこそ、一周回って戻るべきスイーツだと私は思うのです。

そんな愛してやまない鳩サブレーですが、どこの名物か知っていますか?

東京駅や羽田空港でよく見かけるので、私は知人に鳩サブレーってどこの名物?どこのお土産?と聞かれたとき、自信満々に「東京のお土産だよ」「東京名物!」と答えてしまっていました。(私だけ!?)

しかし実際には、鳩サブレーは東京土産ではなかったのです!

鳩サブレーはどうして生まれたのか?なぜ鳩なのか?

それを知っているのと知っていないのとでは、楽しみ方が違いますよ~。

鳩サブレーの歴史や今なお人気の理由について知り、もっと鳩サブレーを楽しんでみませんか。

 

 

鳩サブレーはどこのお土産?東京じゃない!!

鳩サブレーは、羽田空港や東京駅など、日本の玄関口ともいえる場所では必ず見かけます。

何度も見かけることや、まず知らない人がいない、という感覚から、東京土産であると思い込んでおりました。

どこのお土産?という質問すら出ないくらい、東京で本当によく見かけます。私と同じという人も多いのではないでしょうか。

よつば
よつば

東京だと思っていたのは私だけかもしれませんが…

ズバリ、鳩サブレーはどこのお土産?という問いに答えますと…

鳩サブレーは、神奈川県鎌倉市のお土産です!

鎌倉の銘菓で、主に鶴岡八幡宮のお土産モノとして知られています。

鎌倉に一度は観光に行ったことがある、と言う人であればきっと知っているでしょう。

もうこれで、そういえばどこのお土産?と聞かれても迷うことはありませんね。

ちなみに、神奈川県鎌倉市ではふるさと納税で鳩サブレーが選べます。

鳩サブレーは個包装なので、慌て急いで食べる必要がなく、そのまま人にあげることもできるのがいいですね。

実はTVドラマでもたくさん見かけます。

有名なTVドラマでいえば、小泉今日子さんと中井貴一さん主演の「最後から二番目の恋」でも鳩サブレーを見かけました。鎌倉が舞台ですよね。

また、目黒蓮さん主演の「海のはじまり」でも元恋人の水季(古川さん)の大好物として、たびたび出ていました。

舞台が鎌倉であれば必ずといっていいほど出ているような気がします。直接話題になることはなくても、画面のどこかに鳩さんがきっと潜んでいるはずです。

よつば
よつば

「鎌倉」というワードが出たら「鳩」を探してみてくださいね♪

ちなみに、楽天やAmazonでも購入可能です。

8枚入りまでは箱、16枚以上では缶になります。この缶がまたかわいい!この缶欲しさに買うほどです。

 

 

鳩サブレーの歴史!なぜ鳩なのか?

鳩サブレーは、神奈川県鎌倉市にある、【豊島屋】というお店のサブレーです。

鳩サブレーと言えば、味はもちろんですが何よりもその愛らしいフォルムに惹きつけられます。

よつば
よつば

いつもどこから食べようかと少し考えます(笑)

なぜ「鳩」をモチーフにしたのか、その歴史を紐解きます。

 

鳩サブレーはなぜ鳩なのか?

「豊島屋」の初代店主は「久保田久次郎さん」という方。

久保田さんは鶴岡八幡宮を深く崇敬していたそうです。

フォルムを鳩にした理由

  • 豊島屋の初代店主は鶴岡八幡宮を深く崇敬していた
  • 鶴岡八幡宮の本殿に掲げられた額の「八」の字は、鳩が向き合っている形で表現されている
  • 境内にいつもたくさんの鳩がいて、子供たちに親しまれている

これらの点から、鳩をモチーフにしたお菓子を作ろうと考えたと言われています。

 

鳩サブレーのサブレー秘話

鳩サブレーの始まりはさかのぼること明治30年頃。

久保田さんはあるとき外国の方から大きなビスケットをもらい、その味に大変感銘を受けたそうで、それがきっかけでバターを使ったお菓子の開発を始めだと言われています。

当時の日本では外国の方も珍しければ、バターもまだそこらへんで手に入る、ということはありませんでした。

それでもなんとかバターを手に入れて、試行錯誤の末にお菓子を完成させました。

バターを使ったそのお菓子を友人の船長に試食してもらったところ、「フランスで食べたサブレーに似ている」と言われ、そのときに「サブレー」という言葉を知ったそうです。

それを鳩の形にして完成させ、「鳩サブレー」として販売を開始した、と言われています。

 

 

鳩サブレーとひよこサブレーの違い!?

さてここで、鳩サブレーと一見似ているとされるお菓子のお話を一つ。

その名も「ひよ子サブレー」です。(子は漢字!)

鳩とひよこ、描写は全く違えど、サブレーともなるとその容姿はよく似ています。

包装されていなかったら一瞬私も間違えてしまいそうです。(…なのは私だけかもしれませんが)

ひよ子サブレーは、福岡市の老舗【株式会社ひよ子】が販売するお菓子です。

鳩サブレーとひよ子サブレーの違い

  • 明治時代に販売を開始した鳩サブレーに対し、ひよ子サブレーは比較的新しい商品
  • もちろん、そのお味は2つとも美味!
  • 鳩サブレーはバターの香りが、ひよ子サブレーは卵の風味が強く感じられる
    ※個人の感想です

ひよ子サブレーよりも「名菓ひよ子」の方が知っている人も多いかもしれませんね。かわいらしいひよこの形をした、ふっくらとしたおまんじゅうです。

その姉妹商品として生まれたのがひよ子サブレー。

そして、実はこのひよ子サブレー。東京と福岡で販売されているのですが、実は焼き方と形に若干違いがあるのです。

ひよ子サブレーは東京と福岡で違いがあった!

  • 東京…焼き色は濃いめ。形はスマートひよこ。
  • 福岡…焼き色は薄め。形は少しふっくらひよこ。

おもしろいですよね。私は福岡でひよ子サブレーを食べたことがあったのですが、実はそれは福岡版だったなんて思いもよりませんでした。

よつば
よつば

今度東京のひよ子サブレーを買わなくちゃ!

 

 

鳩サブレーが今なお人気の理由!!

鳩サブレーは明治時代に作られましたが、今なお、たくさんの人々に愛されている、日本を代表するお菓子です。

その人気の理由をまとめてみました。

鳩サブレーが今なお人気の理由!

  • なんといっても形がエモい!鳩の形がなんともいえないかわいらしさ
  • ふんだんに使用されているバターの香りが鼻から抜けて口いっぱいに広がる幸福感!
  • サクサクザクザクという食感と、口の中でしっとりに変わる食感のハーモニー
  • 明治時代から、という歴史の背景を感じつつ、想いをはせながら楽しめる
  • 鶴岡八幡宮の「鳩」と深い関わりをもつことから、縁起物や贈答品としても人気

このような人気の理由が重なり、長い年月が経っても今な親しまれているのですね。

いろいろなものが変化していく中で、ずっと残り続けるもの、残していくべきものがあります。

鳩サブレーは今までも、そしてこれからもずっと人々に愛されるお菓子だと思っています。

 

 

まとめ

  • 鳩サブレーは東京土産ではなかった!正しくは神奈川県鎌倉市の名物
  • 鳩サブレーはなぜ「鳩」をモチーフにしたのか?鎌倉にある鶴岡八幡宮が原点だった
  • 鳩サブレーが誕生したのは明治時代で、初代店主がであった外国の方がくれたビスケットにヒントを得た
  • 鳩サブレーと似ているお菓子の一つに「ひよ子サブレー」がある
  • ひよ子サブレーもおいしい!
  • 鳩サブレーが今なお人気の理由は5つ!その理由に深く納得

鳩サブレーは東京土産ではなく、鎌倉のお土産&名物です。東京駅や羽田空港にあるからといって東京土産ではありません。

鎌倉で明治時代から愛された、歴史ある「サブレー」です。

近年の「映え」とは正反対のフォルムなのですが、「映え」に負けない幸福感を得られます。

なんというか…あれは家では作り出せません。家族で食べたら幸せになれる、そんなお菓子です。

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