私は転勤族の妻たちの一人。転勤族にはさまざまな問題が絡みますよね。
転勤族ならではのお悩みについて、共有・解決に向けて記事を書いています。
今回は、転勤族妻の悩みの一つに挙げられる「友達」の作り方。
積極的・消極的関係なく、自分をとりまく環境の変化で「友達」というキーワードは少なからず付いて回るものです。
転勤族の妻はどのようにして友達を作っているのでしょう。
「友達の作り方」と言うと少し不自然な言い方ですが、転勤族にしかわからない見えない壁を毎度感じてしまうのは私だけではないはず。
転勤族妻の、友達の作り方について経験から伝授します。
子供の存在、年齢、場所によっても変わってきます。自分がどうしたいか、どこまで行動できるかなど照らし合わせてみてくださいね。
できないと悩むあなたへ少しでも力になれたら幸いです。
ちなみに私はというと、基本根暗なので(笑)どうしても友達がほしい!というタイプではありません。
それでも、転勤先で何でも話せる「友達」最低1人は欲しいなぁと思うのが本音です。
転勤族妻の友達の作り方!!できないと悩むあなたへ
転勤は、その妻にとっては、人間関係も周りの景色も家も全てがその度にまるっと変わってしまうということです。
今や時代は変化し、SNSやオンラインショップ、リモートなど、どこにいても何も変わらないものは確かに存在します。
しかしながら、毎日の動きある日々は現実に確実に存在していて、それまでを無くすことはできません。
また、人との触れ合いがあるからこその、さまざまな出会いがあることは言うまでもありません。
無理に作ることは精神的にも大変なのでおすすめしませんが、友達を作りたい!と思ったときには、一歩ずつ踏み出してみると確実に変化が生まれます。
転勤族妻の友達の作り方(子供がいない場合)
転勤族妻に子供がいない場合は、積極的に出向いていく必要があります。
子供関係のつながりを活用することができないので、自分から何かしらのコミュニティに参加しない限り、残念ですが道はありません。
転勤族妻の友達の作り方(子供がいない場合)
- (働いていない場合は)就職する
- (働いていない場合は)職業訓練校にいく
- 旦那さんの仕事仲間との交流
- 習い事をする
転勤族の妻の働き方についてはこちらもどうぞ
働いていても職場に友達ができない場合もあるかと思います。
そんなときは、合間に習い事を入れてみるとリフレッシュにもなりますよ。
だたし、友達を作るために…ではなく、あくまでリフレッシュメインで行くことが大事です。
目的が「友達を作ること」はダメ。
できないことがストレスになってしまいます。それは本末転倒です。
また、どうしても今!ということでなければ焦って無理やりに作ることはおすすめしません。
1人だと社会に置いていかれる…などの声を聞くこともありますが、それこそ今やネットの時代。ニュースや流行、さまざまな情報ならいくらでも手に入ります。
特に自分が1人でも居心地が良ければ、それはそれで何ら問題ないと思います。
私も子供がいない時代の転勤がありましたが、1人でも大丈夫派なので友達がいなくても正直困ることはありませんでした。(このとき働いてもいないです)
子供がいないとき、夫が出張のときに「…今日ひょっとして誰とも会話していない?」ということもありましたが(笑)
1人で、買い物や家事、断捨離や部屋の模様替え(これ結構無限)、資格の勉強(FP)、マッサージに大好きな1人カフェなど、それなりに動いていました。
なんなら下手に働きに出たりお友達とランチしたり…よりも知識や情報力はアップするかもしれません。
また、今働いていない人が中途半端に働くと、出ていくお金と入ってくるお金がそう変わらなかったりもしたり…。(私がそうなだけ!?)
また、その土地その土地で無理に作らなくても、出会いがやってきたときに、そこで作ればいいのではないでしょうか。
転勤族妻のママ友の作り方(子供がいる場合)
一方で、子供がいる場合は、自分が飛び込まずしても、子供と子供のつながりが足掛かりとなって友達ができる可能性が少なからずあります。
しかしながらそれと同時に
望まない関係が構築される可能性もあり、慎重になる必要もあります。
子供の年齢別に状況が少しずつ違いますので、それぞれ紹介していきます。
子供が0歳~幼稚園・保育園入学前
子供が赤ちゃん~幼児の場合、初めての子育てで悩みも多く、人と話したいという願望が強くなる時期でもあり、友達作りフィーバー時代でもあるかもしれません。
子供が0歳~幼稚園・保育園入学前の友達の作り方
- 児童館や支援センター、近所の幼稚園が定期開催している子育て支援の集まりなどに行く
※お子様が1人目の方と出会える可能性が高く、ママ友は初めて!という方も多い - 習い事(幼児教室・リトミック・英語など)
初めての子供が特に小さいときは、自分も全てが初めての経験で不安がいっぱいです。
最初に役所等で頂く情報にしたがって、一度はみなさん足を運ぶであろう場所が、地域の子育てコミュニティです。
こういう場所は、1人目のママが集まることが多いです。(2人目はそうそう時間がなく、上の子のコミュニティが中心となるため)
あくまで私感ですが、赤ちゃんが中心のコミュニティはとても独特な雰囲気があって、今振り返っても異空間だったなと思います(笑)
抱えているのは初めてのはかない存在で、ママになって初めての友達作りで、赤ちゃんを追いかけまわしながらの友達作り。
いかにも「=ママ友を作る場」という雰囲気で、1度グループが出来上がってしまうとなんとなく入りづらくなる雰囲気があります。
私も最初のうちは少し引き気味でした…。
ただし、初めて行く人は常にいる場所なので、友達を作るという点では、ここは転勤族もそうでない人も関係ない場所ではあります。
振り返ると、ここで出会った気の合う友達はそれなりに必要だったと思います。
育児の相談をしたり子連れでお茶をしたりと、乳幼児連れだからこそできること、そのときにしかできないことを共有できるという点で、大切な存在でした。
今思えば「子連れでランチ」なんて優雅なセリフを言えるのはこの時期だけです…!
「ママ友」は、そういう意味で「友達」とは違いますね。
自分の癖や性格を知っていて、心を許せて全部をさらけ出せるのは「友達」です。
「ママ友」は全部をさらけ出せるわけではない代わりに、それこそ独身の「友達」とは分かり合えない話ができます。
初めての子育てで行き詰ることも多い日々。友達を作るという目的に絞らずに出ていくと、リフレッシュにもなりますよ♪
その結果、ママ友や友達ができるかもしれません。
子供が幼稚園・保育園在園時代
子供が幼稚園や保育園に行きだすと、そこでのコミュニティが作られてきます。
これまで「赤ちゃん」というキーワードで繋がっていたコミュニティではなく、その園にいる限りは毎日の園生活が始まります。
周りを見渡すと、自然と子供同士の輪、ママ同士の輪が作られていくのがひしひしと感じてきます。
さらに、転勤族のため、園の途中で転園すると、都度その感覚を味わうことになります。
子供が幼稚園・保育園在園時代の友達の作り方
- 保護者会役員やお手伝いなど、園に積極的に関わる
- 子供の交友関係から声をかける
- 習い事(幼児教室・英語・スイミング・ダンス・ボルダリングなど)
園は、お母さんが顔を合わせる時間が限られ、またそれは人によっても違います。
途中で転園してみると分かりますが、関係性が見えにくく、その中に自然と入っていくのは一筋縄ではいかないことが正直多いです。
積極的に話しかけることや、思い切って役員などになることが、友達を作る道です。
転勤してきたとき、が最大のチャンスです。
「引っ越してきたばかりなので分からず…」
「子供が早速仲良くして頂いているようでありがとうございます。引っ越してきたばかりで…」
子供が誰と遊んでいるのか日頃から聞いておき、出会ったときに挨拶したり、行事や持ち物などについての疑問を聞いてみたり。
「引っ越してきた」という理由があるので、入園したときにタイミングを逃した人よりも、転勤者の方が入りやすいです。
純粋に友達ができにくい人からすれば、話かける理由があるので恵まれた環境かも。
一方で、園の外を見ると、さまざまな種類の習い事に参加できるようになってくるので、出会いの幅は広がります。
子供が小学校時代
小学校時代に入ると、子供の関係で友達を作るのは機会が少なすぎるため、なかなか難しくなります。
通常は、公立に入るならば園から同じ小学校へ上がる友達がいるので、そこから友達の輪が広がっていくことが多いです。
親同士の触れ合いが、日々ほぼないに等しい小学校は、学校行事への参加や見学つきの習い事など、関わっていかない限り難しくなります。
子供が小学校時代の友達の作り方
- PTAや学校行事の役員になる
- 習い事(スイミング・英語・ダンス・サッカーなど)の見学やお迎え
役員や行事で交友関係を広げていけば、可能性はあります。
それが難しい場合は、先述した「子供がいない場合」のパターンをおすすめします。
1回は絶対にやらなくてはならないというところがいまだ多く、「転校生の母」は狙われやすいです。
※「前の学校でやりましたよ」は通用しない(笑)
違うところに行く度に何回もやる羽目にならぬよう高学年でやるべき。だたし6年生は卒業に関する作業があって大変らしいので避けたいところ。学校によってルールが違うのでよく調べると良い。
転勤族はママ友ができない!!は思い込み
最初の項であげたとおり、子供がいない場合の友達作りは、就職なり本人の習い事なり自分が出ていかないとできないことは明確です。
一方で、子供がいる場合はいない場合よりも、多少友達ができやすい可能性があることはお伝えしました。
それでも、子供がいてもママ友がなかなかできないのよ!というあなた。
転勤族はママ友がなかなかできない!と思ってしまうことは仕方のないことです。理由は明確。どこか心の中で、「どうせまた引っ越したら離れるし…」と思っているから。
自分は「転勤族だから」という意識が強く、友達なんてできないと思い込んでしまっているからです。
違います。前項であげた方法で上手に入り込むことで、道は開けます。
さらに言えば、「友達」ではなく「ママ友」は、転勤族であってもなくても、その特殊なつながりゆえに、作り方はみな同じなのです。
「友達」は、転勤族でもそうでなくても、家に引きこもらない限り出会いは平等。
一方で、「ママ友」は、普通の「友達」と比べて少し独特なもの。
ママ友は、なかば強制的になってしまうものでもあります。(もちろん中には、きっかけは子供だったけれども今では「友達」という方も。奇跡ですけどね)
強制的になってしまう理由は、自分が主体ではないからです。そうなると、自分の意志だけでは動きにくいことももちろんあります。
ただ、それは逆に言えば、この時代のお友達と割り切ってしまえばいいのです。多少なりとも仮面を被って、当たり障りなく接するママ友も大事です。
転勤族はママ友なんていらない!と決める前に
転勤族はママ友がなかなかできない(という思い込みがある)ので、少しばかりの努力は必要となってきます。
せっかくできても、ママ友ゆえの特徴から、自分が主体となって作った友達よりも少し厄介なことも。
転勤族でどうせまた引っ越すのなら…それならいっそママ友なんていらないんじゃ?と思うときもあると思います。
確かに、「ママ友」は無理に作る必要はありません。いなくても全く問題ないです。
ただ、話す人が1人もいないのはさすがに寂しい…子供がいつも1人で寂しそう…など、少なからずところどころのシーンでそう思う場面に遭遇することは正直否めません。
まだママ友があまりいなかったころ、
1人で園庭にいて誰とも話していなかったときの居心地の悪さ
を思い出しました。
そのときに自分が耐えられない孤独を感じてしまいそうならば、いらないと決めてしまうのはSTOP!
言葉は悪いかもしれませんが、「ママ友」との付き合いには純粋な友達とは別に、確実にメリットがあります。
いらない!と決める前に、「作り方」でご紹介した「入口」に立ち、「距離感」を掴みながらお話ししてみてはどうでしょうか。
少しずつでもお話していくと、その中で自分に合う合わない人が分かるはずです。
また、ほんの少し努力することで、園や学校の大事な情報源が増え、少なくとも疎外感は減り、その土地でのその毎日が、少し明るくなりますよ。
あわよくば、一生涯の友達になれる人も紛れているかもしれません。
せっかく新しい町に来たのです。「十人十色」です。自分の人生だけでは出会えるはずのなかった人と出会えていることに感謝して、利用しましょう。
私は今の土地で、最高のママ友→友達を見つけました。
次に違う所に行っても、また戻ってきてあーだこーだ飲みにいきたいと思える友達です。
仲良く話をすることになったのは、引っ越してきて2年目くらいのときでした。
近くにいても、見たことがあっても、挨拶をしたことがあっても、深く話せる機会がなかったらそのままで終わっていたと思います。
中には、そういった一生の出会いが紛れているかもしれないということです。
中には、ですけれどね。それこそ、目を見てたくさんの話をするからこその「出会い」です。
可能性は低いかもしれませんが、まずは話をしないことには始まりもありません。
思わぬママ友トラブルに巻き込まれないよう注意は必要です。
転勤族の妻は友達と疎遠になりがち!?回避方法は
転勤のスパンにもよりますが、友達を作ったとて、確かにまた転勤はやってきます。
そう簡単には会えないので、転勤後にはどうしても疎遠になってしまう可能性は否めません。
ただ一つ言えることは、本当に一生涯の友達になったと思える方とは「疎遠」になることはありません。
私は、たとえ連絡が途絶えたとしても、最低でも年に1度は連絡をとっています。それは「疎遠」とは言いません。
年に1度は少なくない!?と思う方は逆に要注意。友達関係に依存しているかもしれません。
皆それぞれに家族の形があり、日々、毎日の現実と向き合って暮らしています。
新しい出会いがあれば別れもあり、就職した、退職した、習い事を始めた…ライフスタイルの変化が常にあります。
そう、忙しいのです!友達のことを忘れちゃうなんて当たり前。
しかし、本当に一生涯の友達!とお互いが思えば、
ふと連絡したいと思うとき、自然と連絡を取り合うものです。
そしてこれって、大学や高校時代の友達(親友も)とも同じくらいの頻度ではないですか?
結婚後は、地元に根付く人以外は、年末年始や長期休みにしか会えないものです。
その理由は、皆、大人だから。
さまざまな新しい情報や新しい環境で目まぐるしく変わる子供時代と違って大人は見た目の成長は止まり(むしろ衰退…!)、経験から動じないことも増えます。
子供時代と違って、そうそう変わらないということです。(いろいろな変化があれば気持ちも変わるかもしれないけれど)
メッセージのやり取り回数が少なくても、会うことがほとんどなくても、友達になれば「疎遠」になることはないでしょう。
それでもどうしても連絡をとらないことに不安がある場合、できれば「疎遠」を避けたい、という場合の回避方法についてご紹介します。
疎遠の回避方法(注意事項あり!) | |
SNSの活用 | 自身の年齢によります 私は頻繁には見ないのでSNSではつながりません |
年賀状の活用・もしくは年末年始にメッセージのやり取り | 年賀状は面倒と思う人もいるのでお互い相談のうえで。 メッセージは1年に1度は近況報告しようと自分で決めておくと送りやすいですね |
本人・子供の誕生日にメッセージを送る | かなり親しく、誕生日に思い入れがある(自分の誕生日と同じ、等々)場合に限ります それ以外は、忘れたときやいつまで誕生日を祝うのか?など迷いがでてくるので、安易に送るのはおすすめしません |
注意事項ありの回避方法をご紹介しました。
転勤族ですと確かに、友達を作ったとしても引っ越しするため、いつかは離れてしまいます。
ただ、そこから離れることはそんなに珍しいことではないと思います。これは転勤族に限らないのです。
これまでの人生、生まれてこの方ずっとこの地にこの住所にいます、という方の方が逆に稀では?
また、地元に根付いていても、新しい出会いは歳を重ねるごとにありますよね。それなのに友達は出会いの人数イコールではありません。
「友達」になるきっかけや理由は距離や時間で決まるものではないのです。
一生涯の友達になれたら、「疎遠」になる心配は無用です。
まとめ
- 転勤族の妻の友達の作り方は子供がいるいない、年齢・環境によって変わる
- 「転勤族はママ友ができない」のではなく、そう思い込んでいるだけ
- 無理に友達を作る必要はない
- ママ友を作ることにはメリットがある
- 話してみないと合う合わないは分からない、一生の友達になり得る人がいるかもしれない
- 転勤族だからといって友達と疎遠になる理由にはならない、本当の友達は疎遠にはならない
転勤族の妻は確かに環境が変わるごとに、悩みがつきません。
たくさんの出会いが待ち受けている一方で、関係を一から築き上げることは容易ではありませんよね。
ただ、それは転勤族に限ったことではありません。少しその機会が転勤族には多いだけ。
自分がストレスを抱えない程度に、出会いに一歩勇気を踏み出してみるのもいいかもしれません。
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