私は最初から遠距離恋愛で、一度も近くに住むことなく、約5年を経て結婚しました。
(遠距離恋愛にまつわる記事は【恋愛・遠距離恋愛】カテゴリーにまとめています)
遠距離恋愛中、精神的にずっと安定していたわけではありませんが、紆余曲折ありながらも結果的に5年を完走しました。
遠距離恋愛に耐えられる期間ってどのくらい?何年?という疑問について。
遠距離恋愛でさまざまな不安が募るなかで、いつまで我慢できるのだろうか…。いつまで続くのだろうか…。と、考えてしまうのは仕方のないことです。
耐えられる期間は何年?というあるアンケートについて掘り下げていきます。ネットやSNS界隈での声も、大体同じ結果です。
耐えられる?という精神面で聞かれると、大体の人が、「離れる期間が短い方がいい」と答えるのは当然のこと。
だからこそ、耐えられるかどうか?どのくらいが限界?という、「耐えられる期間ってどのくらい?」ばかりを考えてしまうと、遠距離恋愛はうまくいきません。
「続く」「続かない」には、2人の信頼関係とともに、「あえて」するべきコツが存在しています。乗り越え方や楽しみ方はしっかりあるのです。
遠距離恋愛に耐えられる期間は〇年!?
あるアンケートでは、遠距離恋愛に耐えられる期間は何年?という問いに対しての結果について、「1年未満」が圧倒的に多いという結果だったそうです。
ネットやSNS界隈での声も、さまざまなアンケート結果を洗いざらい見ましたが、同じような結果でした。でもこの結果、当たり前のことなのです。
遠距離恋愛をしている人なのかしていない人なのか?遠距離恋愛が続かなかった人なのか?どのくらい会えていたのか?その後結婚した人なのか?など、恋愛の背景はバラバラ。
今から遠距離恋愛をする人、現在進行形の人、はたまた1年を超える遠距離恋愛をした人でも、何年耐えられる?と聞かれたら、ほとんどの人が短い方がいい、と答えるでしょう。
「1年も遠距離なんて…ムリムリムリ…!絶対ムリ!この人とはつき合えない!」
と思ってしまうのは自然なことです。
私は、自己分析では淡泊な方。それでも、遠距離恋愛中に「遠距離恋愛に耐えられる期間は何年?」と聞かれると、どうして何年って聞くの?年単位で聞かないでよ…という気持ちになります(笑)
「〇年」って、年で聞かれる時点で絶望的になりますよね。
遠距離恋愛を始める段階で聞かれたら、心折れかけますそりゃ。先が見えないわけですから。
だからこそアンケートの結果も、前のめりに精神面がでてしまい、「1年未満」という結果になってしまうのだと分析します。
私だって、実際に遠距離恋愛をし続けた5年のうち、いつ聞かれても【耐えられる期間は?】と聞かれると、「1年未満」と答えるかもしれません。
その真相は、1年を超えて実際に遠距離恋愛をしているのが、「耐えられる耐えられない」の精神論だけで成り立っていないからです。
要するに、続けられた人が「耐えられる!」と思うのではなく、「耐えられる?」と精神論で聞かれたら「そんな何年も耐えられるわけないっつーの!」と誰もが思うということ。
遠距離恋愛は耐えるものではない
そもそも、遠距離恋愛は耐え忍ぶものではありません。
はっきりと言えば、もうこんなの耐えられない!と思う毎日であれば、残念ながら続けることは厳しいと思います。
私は、「寂しい」「帰りたくない(久しぶりに会ったとき)」と何度も思いましたが、「もう遠距離恋愛なんて耐えられない…!」という感情は一回もなかったのです。
これがとても重要な気がしてならないのです。
もちろん、けんかをしても直接なかなか話せずにうまく仲直りができず、「もう嫌だ!こんな人とやってられない!」と思ったことは何度もありましたが(笑)
それはカップルとして自然な一コマ。
離れていようが近くにいようが、うまくいかないときはうまくいかない、それが恋愛です。
耐えられない、と思うということは、「近くにいないとダメ」という感情が強い証拠です。それって彼に(彼女に)依存していませんか?
今一度、考えてみてください。遠距離恋愛に本当に耐えられない(耐えられていない)と思いますか?
寂しい、浮気されないか心配、すぐに会いにいけない…など、不安はもちろんたくさんあるでしょう。それでも続けたいと思うのなら、そこに縛られてはいけません。
つらいなら「つらい」と言っていい。寂しいなら「寂しい」と言っていい。その小さくて正直なやりとりが、お互いの絆に繋がります。
一方で、「耐えられない!」と伝えたらどうでしょう。すぐに解決できない問題。
どうにもならない現状で言われても、相手は困るだけです。
遠距離恋愛はその楽しみ方で安定感が変わる
恋愛とは、距離が離れていようが近くにいようが、うまくいかないときはうまくいかないものです。
ただ、やはり遠距離恋愛は遠距離恋愛なりにふるまうべきことがあり、それは心の安定に繋がります。
言い換えれば、あえて決め事をし、楽しむことができれば、安定し続けることが可能なのです。
遠距離恋愛における心得
遠距離恋愛のカップルは、会える会えないの寂しさに焦点を置くよりも、遠距離恋愛でしか経験できないことをとにかく楽しむことに焦点を置きましょう。
遠距離恋愛は、普通の恋愛ではできない経験ができます。それを生かして、楽しむのです。
遠距離恋愛の楽しみ方(ポイントは「あえて」やる!)
- 連絡を密に取り合う
- 電話ができるときは迷わずする
- 思っていること、気持ちを伝え合う
- お揃いのものを増やしていく
- 会えない間は自分磨きをする
- 趣味を作る
- 会うための交通費を稼ぐ
- 現地待ち合わせで旅行をする
- 会ったときは何気ない日常を楽しむ
ポイント
① “遠距離恋愛だから”と、「あえて」する
② どちらかが負担になるようなやりすぎは避ける
一つずつ、しっかりと解説します。
連絡を密に取り合う
朝起きて「おはよう」。夜寝るときには「おやすみ」。そこにちょっとした一言を添えて。
私たちは、これはほぼ毎日の日課でした。よほどの激務ではなければ、これくらい連絡は可能です。
LINEなどのメッセージだけの場合もあれば電話の場合もありました。(朝はほぼメッセージ。忙しいのでね。夜は電話が多かったですね。)
一見、「束縛」ともとられるかもしれませんが、それとは違います。本当の「束縛」はこんなものではありません。この話はまた今度(笑)
毎日!?と、どちらかが極端に嫌がる性格であれば、はっきりと言ってしまうと遠距離恋愛は厳しいかもしれません。
※お互いがしなくていい、というスタンスならそれはそれで問題なし!
(ただしそれが「続かない」影響につながる可能性は否定できません)
もちろん、寝落ちしたときや寝坊したときなど、できなかったときにせめてはいけません。
できなかったときに怒らないのもまた、鉄則。ただし、「昨日は寂しかった」という気持ちは伝えてOK!
ついついけんかになってしまうのなら、それも含めて「連絡がなければ起こし合う」など、いい方向に決めてみるのもよいでしょう。
正直、夜勤などでお互いの生活リズムが違いすぎたとしても、そんなに難しいことではないと思います。
寝て起きるのは、生活の一部だからです。同じタイミングでなくても、メッセージは送れるはずですよね。
これが遠距離恋愛ではないとなると…、もちろん毎日は少々面倒くさいですね(笑)「遠距離恋愛だから、あえて」するのです。
電話はできるときはする
電話は、できるだけしましょう。声を聞いて直接話すことはとても大事です。声を聞かないと、話さないと、あっという間に遠くの存在になってしまいますよ。
電話ができるときは、相手のスケジュールをある程度把握したうえで、積極的にしましょう。
出なくても着信は残るので、できる!したい!と思ったら迷わずしましょう。
おすすめは最低でも3日に1回です。私たちはよっぽどのことがない限り、2日に1回は電話していました。
お互いが嫌でなければ、何か聞くことを決めて、毎日話をしてもいいですね。
そんなに話すことはない、ということだったら短くてもいいのです。中身なんてなくてもいいのです。
私たちは夜寝る前は大体電話していました。
けんか中は、「寝るね、おやすみ」「うん、おやすみ」の5秒くらいで切ったことも(笑)
もちろん、飲みにいったり残業したりでたまに時間がすれ違うときもありましたが、基本は寝る前なので、何日も全く時間が合わない!ということはありませんでした。
2人が、電話をかけあうことに協力的に、前向きに、積極的に、あえてすること。これが大事です。
もちろん、多少の面倒くささはあります。
でもこれは相手を縛るのではなく、楽しむのが目的です。
だからこそ、かかってきても出られない、今日はどうしても接待で無理、という場合は、ごく普通にそのことをメッセージできちんと送るのが大事。
これを怠ると一気に不信感が募り、最悪な結果になってしまいます。
できない、でられないときは、それをきちんとメールすること。そのメッセージを受け取る方は、その旨を理解すること。これが大事です。
思っていること、気持ちを伝え合う
近くに当たり前にいる相手にはなかなか恥ずかしくて言えないことも、離れていると、それを理由に気持ちを伝え合うことができます。
「寂しいな」「会いたいな」など。
普段なかなか言えない人でも、遠距離恋愛だからこそ、素直に言える自分に会うことができます。恥ずかしくても、言いましょうね。ぜひ!
これが遠距離恋愛でないと、言えない人は全く言えず、愛情を確かめにくいでしょう。
お揃いのものを増やしていく
離れていても繋がっていると思える「お揃いアイテム」を増やしていくと、寂しさが軽減されます。
毎回会うときに1品、など決めても楽しいですね。
家で使うコップや箸、タオルなどの日常生活品、時計やアクセサリーなどの身に着けるもの、ルームウェア、スマホケース、キーホルダーなど。
お揃い、同じものを身に着けていると安心感があります。
高いものでなくてもいいのです。1ヶ月に1回など、久しぶりに会うその日に使えるお金は少しかもしれなくても、何かは買えます。
どうしても買えないときは消耗品でもOK。同じ新作カップ麺でもいいのです(笑)あれ、食べた?という会話にも繋がります!
会えない間は自分磨きをする
自分磨きは、あまり会えない遠距離恋愛だからこそ絶対にやるべきことです!
「ダイエット、肌質改善、ヨガ通いなど」の見た目の自分磨きから、「英会話や料理、資格取得など」のスキルアップの自分磨きまで。
会えない期間に自分が成長することは、プラスに他なりません。久しぶりに会ったとき、相手が「こんな素敵な人、手放したくない…!」と、思わず思ってしまうような自分磨きに時間をかけましょう。
自分にとってもプラスになります。
毎回見違えるように磨きまくる!会える間が空いているからこそ、できることですよね。
私はというと、自分に言い訳ばかりであまりできていませんでした…!
仕事は頑張って成果を出しましたが、それが彼に響いたかは分かりません(笑)
趣味を作る
「趣味は何ですか」…これを聞かれていつも困る人!(ハイ!)ぜひ趣味を作りましょう。
仕事に恋愛に忙しすぎると、趣味を作るなんてなかなかできることではありません。
しかし、遠距離恋愛ならば、もっと会えるはずだったその時間、趣味を見つけることができてしまうのです。
読書、映画、習い事、山登り、キャンプ、美術館めぐり、サウナなど。なんでもいいのです。
お金をここにかけすぎないようにしたいところではありますが。
自分磨きと一緒のものにすれば一石二鳥。楽しみながらスキルアップやレベルアップにつながります。
会うための交通費を稼ぐ
遠距離恋愛では、2人が会うためには、交通費がかかります。
もちろん、近くにいる2人でも、デートにはそれなりにお金がかかります。
でも遠距離恋愛は「とにかく会うために、稼ぐ。」
「会うために、稼ぐ。」…カッコイイ!(笑)
学生はバイト。社会人はボーナスが入ったら2人で旅行にいく、など。会う日のための洋服新調もそう。そうすれば楽しみながら、頑張れます。
現地待ち合わせで旅行をする
ぜひ楽しんでもらいたいものの一つに、現地集合の旅行です。
近くに住んでいたらなかなかできないことの一つ!
もちろん、一緒に行って一緒に帰るのも楽しいですが、待ち合わせをいつもと違うところにすることでのドキドキ感があります。
現地ではなくてもその手前で待ち合わせてから一緒に行く、というのもまた楽しいですね。
中間地点での旅行であれば、ホテルや旅館などに泊まっても、お互いの家へ行く交通費とさほど変わらない可能性もあります。
もちろん、普段はできない、前日にどちらかの家に行き、翌朝同じ家から出発して旅行へ行くのも一緒に暮らしている風で、ウキウキします。(交通費はかかってしまいますが、たまにはいいですよね)
会ったときは何気ない日常を楽しむ
会ったときは、できるだけ普段どおりの何気ない日常にいるかのように過ごしましょう。
お互いが同じ空間にいる、それが当たり前になることを夢みて、会えたときこそ、リラックスして過ごしましょう。
ずっとだらだらして寝ている…ということではないですよ(笑)
朝ごはんを作ったり、散歩したり、テレビを見たり。
もちろん、私はというと。
朝ごはんは作ったことが、あったかな?なかったかな?くらい。
多分、いや絶対ないか(笑)
旅行先でも家でも、無理にアクティビティ!と張り切らず、遅く起きてのんびりしたり、夜更かししたり。何気ない日常を過ごすだけできっと幸せを感じられます。
結婚を見据えているのならなおさら。その日常ごっこを楽しみましょう。
もちろん、たまには思いっきり楽しんでストレス発散!もGood!
遠距離恋愛の乗り越え方にはコツがある
分かっていても、すぐには会えない寂しさから、なかなかそう簡単には割り切れない想いが募りますよね。
遠距離恋愛では、楽しみ方でも「あえて、する」という方法をお伝えしましたが、ちょっとした乗り越え方のコツもあるのです。
その「乗り越え方」を意識しないと、普通の感情や普通の過ごし方では、どんどん寂しさがでてしまい、うまくいきません。
遠距離恋愛では、乗り越え方やコツ、楽しみ方を意識しないと、あっという間にどん底に転げ落ちてしまいます。
例えば寂しいという気持ちが特に出てしまうとき…
- 連絡が少ないと感じたとき
- 仕事で失敗したり、悩んでいたりするとき
- 周りのカップルが楽しそうにしているとき
- 1人で時間を持て余しているとき など
こんなとき、普段から乗り越え方を意識していない場合、寂しさやつらさはいとも簡単にでてしまいます。
どうしても、寂しい…!と感じてしまうときがあることは否めません。ただ、その想いを少なくすることはできるのです。
本当に彼(彼女)と続けていきたい、と思うのならば、自分自身の【意識】を変えていきましょう。
遠距離恋愛の乗り越え方(コツは「意識」を変えること)
- 相手を信用・信頼すること
- 恋愛に依存しないこと
- 相手を大切に想うこと
- 気持ちは都度、正直に伝えること
※ 遠距離恋愛の乗り越え方は、相手を信用し、恋愛に依存せず、自分の生活スタイルを確立すること!
四六時中、相手のことを考えてしまうのならば、遠距離恋愛には向いていません。
正直、四六時中相手のことを考えてしまう人は
もはや恋愛そのものに向いていないというかなんというか…。
そもそもの意識改革が必要かもしれませんね。
もちろん、年齢や付き合った時期など、どうしても考え続けてしまう多感な時期もあるかと思います。
それはもちろん分かります。最初からひょうひょうとはしていられません。仕方がない。
でもそれは徐々に落ち着いていくのが普通です。
そのあとは、自分自身磨きに精を出したり、仕事に専念したり、自分の目標に向かって生活しましょう。
そして、連絡を取り合うときは相手の事だけを考え、いたわり、思いやり、気持ちをしっかりと伝えましょう「会いたいけど、次の〇日まで頑張るね!」など。
正直、それ以外の時間は存在を忘れるくらいの気持ちで!(笑)
他の人のことを考えるのはダメですよ…(笑)
ただし連絡は怠ってはダメ。時間を無理に割いてでも、連絡は取り合いましょう。
まとめ
- 遠距離恋愛に耐えられる期間のアンケート結果は「1年未満」が最も多かった
- 遠距離恋愛に耐えられる期間は何年?と聞かれたら5年続いて結婚した私でも「期間を年単位で聞いてくれるな」と思う(笑)
- そもそも遠距離恋愛は耐え忍ぶものではない
- 遠距離恋愛は楽しみ方で安定感が変わる、言い換えれば、楽しむことができれば安定し続ける
- 遠距離恋愛の乗り越え方にはコツがある
- 遠距離恋愛を続けたいのであれば「あえて」すべきことがある
遠距離恋愛は、「耐えられない!」と思うのならば続けることは厳しいかもしれません。
耐え忍ぶという考えではなく、遠距離恋愛だからこその行動や楽しみ方を「あえて」することが必要です。
楽しみ方や乗り越え方のコツを掴んで、前を向いて遠距離恋愛をしていきませんか。
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